今年に入り、ベトナムでH5N1が大暴れしていてヒト感染が相次いでいることは当サイトでも逐次紹介してきました。首都に運ばれ、バックマイ病院ICU入院中という記載もありました。
ニッポンODA協力のバックマイ病院・・・と聞いて想像したとおり、やっぱりな報道が出てきました。
国立国際医療センター、もとい、おとといから国立国際医療研究センターの工藤氏らのチームがバックマイ病院でECMOやってみて大成功!
25歳女性と17歳女性のH5N1ヒト感染重症例が退院にこぎつけました。喜ばしいことです。
薬石効無く・・・だった3歳児のケースでもトライはされていたのでしょうか。
ケースを積み重ねてゆかれることを期待します。
**********************************
日本の報道各紙、とりあえず日経のをペースト↓
国立国際医療センターは31日、病原性の高い「H5N1型」鳥インフルエンザウイルスに感染したベトナムの女性2人を現地医療機関と共同で治療することに成功したと発表した。
工藤宏一郎・国際疾病センター長らは患者の血液を体外に取りだして浄化し、血液中のウイルスなどを取り除く新しい治療法の臨床研究に現地で乗り出している。
H5N1ウイルスに感染して3月10日にハノイ市のベトナム国立バクマイ病院に入院した25歳の女性患者に新治療法を試したところ、従来なら治療困難だった重症肺炎が回復し、救命に成功したという。また、17歳の女性感染者についても治療に成功した。
世界保健機関(WHO)の調査によると、ベトナムでは2003年以降現在までに117人がH5N1型ウイルスに感染し、59人が死亡した。今年だけでも5人が感染、2人が死亡している。
**********************************
その他「新型インフルエンザ治療法 血液浄化」で検索するといろいろ出てきます。
ベトナム美人から花束もらう工藤氏・・・なんてスナップもどこかにありました。
あと、昨年のものですが、同チームの仕事が載っているのが↓です。
http://www.spc.jst.go.jp/hottopics/0903influenza/r0903_kudo.html