新型インフルエンザ・ウォッチング日記~渡航医学のブログ~

照会・お便りetcはこちらへどうぞ
opinion@zav.att.ne.jp(関西福祉大学 勝田吉彰研究室)

"嫌ワクチンムード”の退治法は地道に毎年打つこと(新型インフルエンザワクチン)

2010-11-27 08:53:36 | インフルエンザ:基礎知識/新知見

昨年のパンデミック期間中、新型インフルエンザワクチンが出来た後、欧米を中心に”嫌ワクチンムード”が吹き荒れました。1976年豚ワクチン騒動を持ち出す言説は広く拡散し、英の医療従事者アンケートは悲惨な結果を示し、ドイツでは閣僚用だけ別ワクチン用意したのがバレて大騒動。

この”嫌ワクチンムード”を起こさないにはどうするか。NEJMの発表。

「国民が毎年きちんと季節性インフルワクチンを打つようにする」。
地味ではありますが、これが決めて。

毎年季節性ワクチンを打っていた人は、そうでない人に比べて、4倍(新型の)ワクチンを接種していた。これが現実のようです。

ソースはNEJM→CIDRAP↓
http://www.cidrap.umn.edu/cidrap/content/influenza/avianflu/news/nov2410newsscan.html
Experts: Getting yearly flu shot will help with pandemic preparedness

元ネタ↓
http://www.nejm.org/doi/full/10.1056/NEJMp1012333

Influenza Vaccine — Safe, Effective, and Mistrusted

Katherine M. Harris, Ph.D., Jürgen Maurer, Ph.D., and Arthur L. Kellermann, M.D., M.P.H.

November 24, 2010 (10.1056/NEJMp1012333)

 

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 11月26日(金)のつぶやき | トップ | 11月27日(土)のつぶやき »
最新の画像もっと見る

インフルエンザ:基礎知識/新知見」カテゴリの最新記事