めったにないことですが、上記の道具が注文はずれになってしまいました。
もともとは、貝を割る道具として寸法を指定して見積もりを頼まれたのですが、そのお客さんには残念ながら納品になりませんでした。
ところが、見積もりだけお願いしたつもりの鍛冶屋さんが「できました。」と持ってこられて、さて困った。
せっかくできた道具ですので、何とか活かしてやりたい。
刃物の長さは全長で約170mmで刃幅が約20mm、柄の長さが約235mmです。
鋼付なので当然、木を削ることもできます。
標準サイズのうす掘ちょうなが1寸6分なので超スリムタイプ(約7分)のうす掘ちょうなのような感じですが、先の丸みが少ないかもしれません。
よく変わった道具があると「どこに使う?」と聞かれますが、「あくまで道具なので便利に使えればどこにどのように使おうと自由ですよ。」と答えます。
ご自分の仕事で活用できる人はいませんか?
当然、価格はお値打ち価格で1丁限定です。
上記道具に興味がある方はこちらへどうぞ。
変わった道具ですね。「注文はずれ」ですか。
私も経験あります。
三木のある販売店にお願いして鑿を注文したら
予想外の物が来たことがありました。
注文する方も名称だけでなくサイズとか仕様目的とかちゃんと指定しないといけないと思いました。
播州の物と越後の物の地方と職人さんによって呼び方名や仕様の違い、鍛冶屋によって出来る、出来ない事があることをつくづく勉強させられました。
余談ですが・・・。
今回は、完全に注文した者の勘違いで、見積もりだけの依頼を注文と思い込んで発注したので当社の完全なミスでした。
越後と播州の名前の違いといえば、ノミが多いですね。
越後/播州:奴(やっこ)/追入、厚/叩、本突/差ノミ、薄ノミ/木成、鎬(シノギ)/埋木とちょっと考えただけでもこんなに。
最初のころは、電話で注文を受けると、とんちんかんでした。
今では、間違うパターンがわかってきたのでほとんどなくなりましたが・・・
また、気をつけよう。