今外は細かい雪が降っていますが写真は1/30日の夕焼けの景色。
最近ここからの眺めが気に入っている。
赤い雲があちこちに走っている、ついついカメラを持ってうろちょろ。
上ばかり向いていて用水に注意しなければ!!
この軸は義姉二人が36年ほど前奈良万博に行った折に、全く意味も解らず義父にプレゼントとして
買ってきたものでした。義父は亡くなって25~6年になるので大層昔の話です。
私もこの書の意味、読み方も分からずに年が過ぎ今から14~5年前に床の間に掛けていたとき毎月来られているお寺さんに、書の意味読み方をお尋ねしたところ、翌月この書は中唐の詩人である張継
(ちょうけい)の代表作「楓橋夜泊」(ふうきょうやはく)の一首であり、張継の詩は47首ほどが残されているがこの一首だけが有名であり蘇州の観光地は拓本が土産物になっているせいか日本人観光客にも良く知られている。と言う事でした。私なりに納得しました。
今年1/15日にブログで「たけじいの気まぐれブログ」蘇州夜曲(再)の中で寒山寺の写真が有り、その中に「楓橋夜泊」の文字が刻まれた石碑が写っていたのを見てびっくりしました。
また説明の文面も私がお寺さんからお聞きしたものと同じでした。
本当に驚きました。しかし不思議に思うのはこの詩は中唐の詩人張継の代表作の一首なのに私の写真の軸には佛国寺 海蒼とあります?
有名な詩なので他の方でもよく書かれるのでしょうね。
楓橋夜泊 (ふうきょうやはく)
月落烏啼霜満天,、 月(つき)落(おち)烏(からす)啼(なきて)霜(しも)天(てんに)密(みつ)
江楓漁火対愁眠 江楓(こうふう)漁火(ぎょか)愁眠(しゅうみん)に対(たい)す
姑蘇城外寒山寺 姑蘇(こそ)城外(じょうがい)の寒山寺(かんざんじ)
夜半鐘声到客船 夜半(やはん)の鐘声(しょうせい)客船(かくせん)に到(いた)る
寒山寺は中唐の詩人で政治家でもあった張継の楓橋夜泊によって広く知られている。
都落ちした旅人が、蘇州西郊の楓江に掛けられた楓橋の辺りで船中に泊まった際、旅愁の為に眠れぬまま寒山寺の鐘の音を聞いたという様子を詠ったものであるとある。
この軸は毎年晩秋の頃に床の間に掛けています、今年からは今までとは又違った面持ちで眺めることでしょう。