ハナミズキのdiary

diaryとはいえ週一、月一になりそうですが・・・
思いつくままに。

2011 9 23 見学

2011-09-24 14:55:14 | Weblog

予てより見学したいと思っていた京都迎賓館の抽選に当たり、
伝統的技能の数々を採り入れ、海外からのお客様をお迎えするに相応しい
部屋のつくり・調度品・庭など拝見することが出来ました。             

館内の写真は、個人の記念写真を目的とした場合のみで、ホームページや
ブログなどへの掲載は許されません。たくさん写してきましたが見ていただけ          
なくて本当に残念です。

聚楽の間(ロビー溜り)
晩餐会や大臣の会合などの際、随行員の待合など多目的に利用。    
京指物の技能と有職織の布地を用いた安楽椅子
漆・螺鈿竹工芸の調度品、人間国宝早川尚古の花籃
格子戸の背後の展示スペースには、美術工芸作品など。

夕映えの間
大臣の会議や立礼式のお茶のおもてなし、晩餐会の待合として使用。
東西の壁面は箱崎睦昌の下絵を基に、綴織りの織物(タテ2.3メートル
ヨコ8.6メートル)
東側の作品は、「比叡月映」、西側は「愛宕夕照」
照明は、カクテルパーティの時は星空やホタルの光のように変化する。

藤の間
洋食の晩餐会や、歓迎セレモニーの会場として使用。
壁面装飾は鹿見喜陌の日本の草花が39種類描かれた下絵の綴織り(3.1×16.6)
舞台には、人間国宝江里佐代子の截金細工の扉
天井は京指物の技能を用いた杉の骨組みに和紙を貼った照明
錺金物の釘隠

桐の間
和の晩餐室で京料理のおもてなしが行われる。
国産漆を施された巾1.2 奥行き12メートルのテーブル
釘隠しや襖の唐紙など各所に「五三の桐門」が使用

その他多くの技能を採り入れた迎賓館、日本の文化を
世界に向けて発信で出来ればと思いました。