ハナミズキのdiary

diaryとはいえ週一、月一になりそうですが・・・
思いつくままに。

2016 10 30 正倉院展

2016-10-31 21:48:32 | Weblog

奈良国立博物館へ
時間待ちは覚悟で出掛けました。

正倉院では聖武天皇ゆかりの品など9000件の宝物が守られ
伝えられてきましたが、今回の68回展ではそのうちの64件が
展示されています。

写真左・・・漆胡瓶(ペルシャ風の水差し)
       
薄板を貼り付ける平脱(へいだつ)の技法を用い、
       中央アジアの草花や鹿などをあしらう。テープ状にした木の薄板を
       巻き上げる「巻胎(けんたい)技法」で作られていたことが宮内庁
       正倉院事務所が撮影したエックス線写真で判明した。

写真右・・・大幡(だいばん)
       
天平勝宝9歳(757年)、奈良・東大寺で営まれた聖武天皇の
       一周忌法会で飾られた大幡(大型の旗)の一部。
       全体の長さは東大寺大仏の高さに匹敵する13~15メートルと
       推測されている。
       錦や綾、組紐(くみひも)など多様な染織技法を駆使して作られており、
       天平文化の精髄を伝える。

その他・・・牙櫛 長さ10.2cm
       高級品の象牙を加工した櫛。1cmあたり10本以上の細かな歯が
       作られており、全部で120本以上になる。極めて高い技術で、
       中国からの輸入品らしい

         撥鏤飛鳥形(ばちるひちょうかた)
        翼を広げて飛ぶ鳥をかたどった象牙製の細工物。
        染めた象牙の表面を彫って文様を表す撥鏤技法を用いており、
        目や脚、羽毛を精巧に表現している。

  写真が載せられなくて残念ですが、天皇の命令で封をする「勅封」で厳重に
  管理されてきたお蔭で、古代の宝物を目にすることが出来ました。

    
    鹿も水遊びするのですね。