10月の解禁以降、大原のヒラメが盛り上がりに欠けている一方、
ショウサイフグは例年以上に開幕ダッシュの爆走を続け、
2週間たってもほぼ連日のように80匹の定量上がりで賑わいを見せている。
わずか一度のアタリに辛酸をなめたヒラメの鬱憤を晴らすため、
16日(土)に今季初のフグ釣りに出かけた。
船は定宿として毎度お世話になっている馴染みの孝栄丸。
常連さんを中心に6人の釣り人を乗せ、5時前に港を後にした。
出船前、対岸の鈴栄丸に乗船するブログ仲間のりんりんパパから着信アリ。
同船は釣り客22人の大入り満員だそうで、互いの健闘を祈りエールを送る。
漆黒の暗闇の海を走ることおよそ20分でエンジンがスローダウン。
「??」と首をひねるほどの近場で、明るくなって周囲を見渡せば大原港の真沖。
その近さを、この日終盤に思い知らされるハメになろうとは…。
持参した富津産の上等のアオヤギ。ところが終盤にエサが……
15、6艘の僚船の灯りが固まるポイントは水深約15メートルの砂地。
スタート時点から船団を組んで攻めるのも、好釣の証しである。
たっぷりのアオヤギをてんこ盛りに付け、仕掛けを思い切り遠投する。
しゃくってはリールを巻き、を繰り返していると「グイッ」という手応え。
竿先はフグの重さで曲がったままだ。初フグの心地よい重さを楽しみながら、
ゴリ巻きで一気に抜き上げると、ぷっくら膨らんだ20センチ級の中型サイズだった。
それからは飽きない程度にアタリが訪れ、それにつれてエサの消耗も早い。
開始一時間ほどで25匹を数え、タルの中はみるみるうちに黒く埋まっていく。
しばらくアタリが途絶えると、船団ごと少しずつ太東沖に移動する。
18センチ級の中型サイズがレギュラー
濃い反応を見つけた船が無線で僚船に知らせると、
広がっていた船団の輪は一気に狭まり、釣れている船の周囲に結集。
どの船も一気呵成、奪い合うようにフグを掛けていく。
フグの型は、ピンポン玉級は少なく18センチ前後がレギュラー。
25センチ級が最大でやや型に不満は募るものの、
竿先を止める「ガツン」のアタリを何度も味わえるのが楽しい。
半年振りに大原で再会したフグは何とも愛らしい
しかし、「今年のフグは賢いのか、アタリを出さずにエサを取るのが上手い」
と船頭が首を傾げるように、エサの消耗は尋常ではない。
6月の白子フグの際に余った1.5パックのエサを持参したが、
当日支給の2パックを合わせても足りなくなるほど。
40、50と頭の中で順調に匹数を積み重ね、60匹を超えた頃だった。
「すみません。エサ切れでいったん港に戻ります。近いですから…」
フグのあまりに旺盛な食いっぷりに、エサのストックが底をついたのだ。
後ろ髪を引かれるように船団から離れ、フルスロットで港へ向かう。
14、5年フグ釣りを経験してきたが、エサ切れは初めてのことだ。
大原でも1、2を争うスピードの高速船(?) エンジン全開で港に戻っていく
イセエビ漁を生業とする孝栄丸は、
「よ~い、ドン」で漁場に向かう職漁船の中を勝ち抜くため、
大原でもトップクラスの高速エンジンを搭載している。
船体は古くても、ヒツジの皮を被ったオオカミなのだ。
バタン、バタンとしこたま尾てい骨を叩かれながら、
エンジン全開で港にとって返し、エサを受け取るやいなや再び船団へと向う。
とにかく早かった。往復で20数分といったところか。
Fちゃんから頂いた百均で仕入れたビール入れは優れもの。高速でもこぼれない
船団に合流する際、たまたま鈴栄丸と遭遇した。
右舷トモで手を振るりんパパ&マサさんと海上ランデブー。
ちなみに、マサさんは定量。りんパパは初挑戦にもかかわらず
68匹も釣ったというから、恐れ入る。
鈴栄丸の右舷トモで奮闘するりんパパを発見!
再び戦闘開始! と意欲も新たに意気込むが、
沖上がり時間まで小一時間しかなく、入れ掛かりの時合もとっくに過ぎていた。
惜しむことなく半分凍ったエサをたんまりと付けて攻め、
ポツリ、ポツリとではあったが、数を重ねていった。
結局、釣果は71匹。エサ切れがなかったら…、
と考えるのは欲張りというものである。
解禁から2週間、定量早上がりが当たり前のような釣れっぷり。
船頭によるとまだ数カ所しかポイントを探索していなく、
攻めていないポイントはン十カ所もあるという。
孝栄丸は家族で行う丁寧な下処理で定評がある
今年の大原フグは久しぶりの当たり年のようだが、
土産稼ぎにチビフグを乱獲することなく、
12月、1月の冬本番の頃も釣れていてほしいと願うのは、
自分ひとりではないはずだ。
「釣りブログ村」ランキングに参加中。
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よろしくお願いいたします!
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処理中に提供される軽食。この日はタコ飯に味噌汁
恒例の市場めぐりで出くわした「ウマ捨て山」
ショウサイフグは例年以上に開幕ダッシュの爆走を続け、
2週間たってもほぼ連日のように80匹の定量上がりで賑わいを見せている。
わずか一度のアタリに辛酸をなめたヒラメの鬱憤を晴らすため、
16日(土)に今季初のフグ釣りに出かけた。
船は定宿として毎度お世話になっている馴染みの孝栄丸。
常連さんを中心に6人の釣り人を乗せ、5時前に港を後にした。
出船前、対岸の鈴栄丸に乗船するブログ仲間のりんりんパパから着信アリ。
同船は釣り客22人の大入り満員だそうで、互いの健闘を祈りエールを送る。
漆黒の暗闇の海を走ることおよそ20分でエンジンがスローダウン。
「??」と首をひねるほどの近場で、明るくなって周囲を見渡せば大原港の真沖。
その近さを、この日終盤に思い知らされるハメになろうとは…。
持参した富津産の上等のアオヤギ。ところが終盤にエサが……
15、6艘の僚船の灯りが固まるポイントは水深約15メートルの砂地。
スタート時点から船団を組んで攻めるのも、好釣の証しである。
たっぷりのアオヤギをてんこ盛りに付け、仕掛けを思い切り遠投する。
しゃくってはリールを巻き、を繰り返していると「グイッ」という手応え。
竿先はフグの重さで曲がったままだ。初フグの心地よい重さを楽しみながら、
ゴリ巻きで一気に抜き上げると、ぷっくら膨らんだ20センチ級の中型サイズだった。
それからは飽きない程度にアタリが訪れ、それにつれてエサの消耗も早い。
開始一時間ほどで25匹を数え、タルの中はみるみるうちに黒く埋まっていく。
しばらくアタリが途絶えると、船団ごと少しずつ太東沖に移動する。
18センチ級の中型サイズがレギュラー
濃い反応を見つけた船が無線で僚船に知らせると、
広がっていた船団の輪は一気に狭まり、釣れている船の周囲に結集。
どの船も一気呵成、奪い合うようにフグを掛けていく。
フグの型は、ピンポン玉級は少なく18センチ前後がレギュラー。
25センチ級が最大でやや型に不満は募るものの、
竿先を止める「ガツン」のアタリを何度も味わえるのが楽しい。
半年振りに大原で再会したフグは何とも愛らしい
しかし、「今年のフグは賢いのか、アタリを出さずにエサを取るのが上手い」
と船頭が首を傾げるように、エサの消耗は尋常ではない。
6月の白子フグの際に余った1.5パックのエサを持参したが、
当日支給の2パックを合わせても足りなくなるほど。
40、50と頭の中で順調に匹数を積み重ね、60匹を超えた頃だった。
「すみません。エサ切れでいったん港に戻ります。近いですから…」
フグのあまりに旺盛な食いっぷりに、エサのストックが底をついたのだ。
後ろ髪を引かれるように船団から離れ、フルスロットで港へ向かう。
14、5年フグ釣りを経験してきたが、エサ切れは初めてのことだ。
大原でも1、2を争うスピードの高速船(?) エンジン全開で港に戻っていく
イセエビ漁を生業とする孝栄丸は、
「よ~い、ドン」で漁場に向かう職漁船の中を勝ち抜くため、
大原でもトップクラスの高速エンジンを搭載している。
船体は古くても、ヒツジの皮を被ったオオカミなのだ。
バタン、バタンとしこたま尾てい骨を叩かれながら、
エンジン全開で港にとって返し、エサを受け取るやいなや再び船団へと向う。
とにかく早かった。往復で20数分といったところか。
Fちゃんから頂いた百均で仕入れたビール入れは優れもの。高速でもこぼれない
船団に合流する際、たまたま鈴栄丸と遭遇した。
右舷トモで手を振るりんパパ&マサさんと海上ランデブー。
ちなみに、マサさんは定量。りんパパは初挑戦にもかかわらず
68匹も釣ったというから、恐れ入る。
鈴栄丸の右舷トモで奮闘するりんパパを発見!
再び戦闘開始! と意欲も新たに意気込むが、
沖上がり時間まで小一時間しかなく、入れ掛かりの時合もとっくに過ぎていた。
惜しむことなく半分凍ったエサをたんまりと付けて攻め、
ポツリ、ポツリとではあったが、数を重ねていった。
結局、釣果は71匹。エサ切れがなかったら…、
と考えるのは欲張りというものである。
解禁から2週間、定量早上がりが当たり前のような釣れっぷり。
船頭によるとまだ数カ所しかポイントを探索していなく、
攻めていないポイントはン十カ所もあるという。
孝栄丸は家族で行う丁寧な下処理で定評がある
今年の大原フグは久しぶりの当たり年のようだが、
土産稼ぎにチビフグを乱獲することなく、
12月、1月の冬本番の頃も釣れていてほしいと願うのは、
自分ひとりではないはずだ。
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処理中に提供される軽食。この日はタコ飯に味噌汁
恒例の市場めぐりで出くわした「ウマ捨て山」
コメントありがとうございます。
船は職漁船仕様でお世辞にもキレイとはいえず、
昨今の大型船と比べようもありませんが、
船足の速さと船頭の腕とアトホームな雰囲気はピカいちですよ。
昨日は釣友K君が乗って90匹オーバー。型も良くなり30センチ超えが何匹もいたそうです。
行くなら、今ですよ~。
孝栄丸さん、羊の皮をかぶった狼に是非とも乗ってみたい気がしました(笑)
しかし、大原の釣れっぷりは凄いですね~。
コメントありがとうございます。
てか、いつのまに復活し釣り行ったのよ。
りんパパと噂してだけどね。
また、よろしくね。
ブログ復活したんでまたヨロシクね~♪
てか今年の大原は良型は少ないけど去年みたいなリリースサイズいないから面白いね!
でもやっぱり今年のはエサ獲るの上手い気がする・・・
アタリあってから5回も6回も掛けられないのが何回かありました(><)
フグも賢くなってんのかね(^^;)
コメントありがとうございます。
釣りも味もクセになるっしょね。
船はポロでも腕とムードとエンジンがいいからオススメですよ。
でも大きい船に一度乗ったら、目が??になるかもしれないけど。
お疲れ様でした。
今年は出だし好調、こういうシーズンにデビューできて良かったです。
味は文句なしだし癖になりそうです。
癒し親方の幸栄にも乗りたいんでタイミング合えば行きましょう。
コメントありがとうございます。
まるかつさんとご一緒だったんですね。
洲崎は白子シーズンによく行きます。
入れ掛かり時のフグの食いっぷりは凄まじいですからね。
根回りはカットウ1本で攻めますが、それでもガッチリ。
根掛かり回避には、慣れるしかないようです。
あたし達は 洲崎フグに治療をかねて
同時刻漂ってました
はじめて 入れ掛りの興奮を
まるかつさんのおかげで 体験できました!
こちらは最後 5人で餌を分け合って
何とかしのぎましたが 根掛頻発で
仕掛けが底をついてしまいました^^;
大量フグにポチで!!
コメントありがとうございます。
その日は終日砂地ばかりを攻めましたんで、ウマの猛攻は免れました。根回りだとそうはいきませんが、その分いろんな外道も期待できますから、楽しみでもあるんですがね。
コメントありがとうございます。
絶頂期は、ベロも残さず丸裸にされましたよ。
あそこは、船頭が電光石火で頭・皮を剥ぎ、後は大船頭、女将、娘、従兄弟など一族総出で洗って、汚れを落としキレイにしてくれます。
エサ切れがなかったら...それは言いっこ無しです。十分な数字ですから!
ウマ捨て山の写真とネーミングに脱帽。同じ日に南房フグでしたが、一時ウマの猛攻がありました。さすが外道王、ショウサイよりエサを齧るスピードは早かったですね、ベロも残しません。参ります。
確かに今年のフグえさ取りが上手い!ちょっと油断するとベロしか残って無かったです。
自分も珍しく2パック消費。
リンパパさんから少し分けてもらいました。
考栄丸は綺麗に洗ってくれるんですか?
コメントありがとうございます。
お久しぶりです。大原フグは久々の当たり年じゃないすか。
鍋シーズンだし、釣れすぎても困ることはないです。て、もうなくなっちゃったけど…。
これから益々楽しみですよ。
71匹とは!
大原でフグ絶好調なんだって、とはあちこちで耳にしていましたが、すごいですね~
またお料理の記事も楽しみにしていますね。
更新の遅い拙ブログにもかかわらずいつもコメントありがとうございます。
ブログ仲間との海上ランデブーもなかなかのもんです。
ぜひ一度、fu-goo-logとも機会を設けたいもんです。
湾フグと比べ羨ましい限りです(^^;;)
沖揚がりのあと、りんパパのブログに「…おいちゃん登場」が面白かったです^^。
みんな、秋フグがたっぷり堪能できたことでしょう!(^0^)
コメントありがとうございます。
更新の遅い拙ブログをご覧頂きありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします。
片道とは港まででしょうか?
拙宅から小一時間で楽勝です。
ぜひ、チャレンジしてください。
お名前を間違えまして・・・
お気に入りにブログ仲間の方々を入れ、コメントを毎日拝見しております。
エサ切れが無かったら80匹は確定だったでしょう!
一度は経験して見たいものです。
片道はどの位かかるのでしょうか?冬本番にでも行って見たいです。