釣の棲家

終の棲家を求め千葉へ移住。旬の魚をすわぶるために迷釣する房総釣行記。

その8 30㎝級フグの手応えは強烈

2009年03月30日 17時00分04秒 | 外房
3月21日(土)、フグ釣りの定宿、大原漁港・孝栄丸に乗船。
これで今シーズン8回目のフグ釣りとなった。
仕事仲間のFちゃん、T君が右舷トモに陣取り、私は左舷トモ。
今回も、前回の釣行で味を占めた置き竿釣法を試してみた。



1投目は太東沖の水深23mの砂地からスタート。
船頭によると、北から南へ流れる逆潮で水温は12.8℃だという。

「来たよぉ~う」と声を弾ませて船中第一号を引き抜いたのはFちゃんで、
浅草釣具で仕入れたという3,980円の短竿を天に掲げ、
でっぷりと太った25㎝級の良型をひけらかす。

その後ポツリ、ポツリと何匹か釣れたようだが、私には皆目アタリがない。
エサのアオヤギもほとんど齧られていなく、広く探ろうと遠投を繰り返すばかりだった。

この日は6人の釣り人が乗船し、どういう訳か5人が右舷にかたまり左舷は私一人ぼっち。
「左舷は一人だから、一人勝ちか、その逆ね」
出船前、含み笑いを浮かべた若女将から声を掛けられたことを思い出す。

カラ合せを繰り返す私にようゆくアタリが訪れたのは…、なんと置き竿の方だった。
自作した竹竿の竿先がガクン、ガクンと振るえている。
急いで手持ちの竿をチョイ置きホルダーに預け、置き竿を手にしてリールを巻き上げる。



鋳込み天秤でハリス80㎝(2本鈎)の仕掛けだから、
カットウ仕掛けとは違う釣趣があるフグの引きを堪能していると、
海面に浮かび上がったのは2つの白い魚体。
20cm弱のサイズながら、してやったりの一荷で溜飲を下げる。

「邪道だよね」とポツリと一瞥をくれたFちゃんではあったが、
初めて目にした置き竿釣法の効果には納得したようだった。

結局この日は置き竿で5匹を仕留めたが、
それ以上に鈎(丸カイズ13号)を飲まれハリス切れで悔しい思いをした。
次回は軸の長い鈎に替えるか、パイプでハリスを保護することにしよう。

最初のポイントでアタリが遠退いたことにシビレを切らした船頭は、
根際から根の中へと船を移動した。
早速、Fちゃんが大型ウマヅラを連発する。
T君も竿をひん曲げエイ(カスザメ?)との格闘を楽しでいた。



私にも「グッグッ」という久し振りにハッキリとしたアタリが到来。
巻き上げ途中も今日イチの手応えを感じ、
右手を竿に添えて反動で抜き上げたのは、ジャスト30㎝の大型フグだった。
尺超えは今季初めてで、さすがに胴回りがでっぷりと太っている。

その後はFちゃんが絶好調で、良型をポンポンと仕留めて33匹で竿頭。
私は24匹で次頭となったが、20cm以下は4匹だけで残りは25㎝級の
良型ばかりの満足のいく釣りとなった。


今日もフグさんに感謝!!

この日、巻き上げ途中で何匹かバラしてしまったが、
良型フグが揃う場合、カットウの鈎先のチェックを心掛けたい。
根掛かりの後も、もちろん言うまでもない。

また、船頭も言っていたが、アワセを入れて鈎掛かりしたら、
リールを3、4回早巻きした後にもう一度とどめのアワセをくれてやると、
ガッチリ鈎掛かりするので安心だ。

次回のフグ釣りは、南房の白子持ちを狙いたいと思う。


このところ嵌っているフグキムチ



大原漁港の生簀には最近の好釣果を物語るヤリイカとマダイがいっぱい


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