釣の棲家

終の棲家を求め千葉へ移住。旬の魚をすわぶるために迷釣する房総釣行記。

その19 海中公園沖の根魚五目

2009年07月23日 16時28分59秒 | 外房
ここ3週間以上釣りに行けなくて悶々としていた。
海の日を含む4連休、また仲間内での暑気払いの計画もあったため
7月17日(金)、このところ相性の良い勝浦港・初栄丸に乗船した。

週初めから梅雨明け時に多いという南西の強風が吹き荒れ、前日も出船中止。
この日は長潮で潮回りはよくないが、出船確実とあって満員の12人が乗り込んだ。

 勝浦港の魚市場前にズラリ並ぶ大型カツオ船

活況を呈しているカツオ船団が停泊する漁港を離れ、
航程2、3分の湾内でまずは活きエサ釣り。
前回の釣行時にわんさか湧いていたシコイワシの魚影はなく、
この時期は豆アジが中心となる。

 体長8センチほどのネンブツダイも泳がせの特エサになる

ところが嬉しいことに、このアジの中に15cmほどの黄金アジが混じり、
内房金谷の金アジに匹敵するほど脂が乗って実に旨いのだ。
また、ネンブツダイやイサキのかわいい稚魚も混じり、
これがハタなど根魚の特エサになるという。

 シマシマがかわいいイサキの稚魚ウリンボは特エサのはずだったが…

10cmから20cmを超えるタタキサイズまでおよそ30匹のアジを調達。
これ以外に船宿常備の冷凍イワシもあり、準備万端、本命の根魚釣りへ。
八幡岬沖の水深20mほどの浅場からスタート。
初めは定番エサのイワシを使い様子をみることにした。

活きていてもただでさえアゴの脆いシコイワシだから、冷凍モノはなおさら。
仕掛けを上げ下げするうちにアゴが裂け、ガバッと口が開いてしまう。
3度目のエサを替え、仕掛けが着低してすぐのこと。
クククク、クッ~と竿先が引き込まれた。

 冷凍イワシ


ゆっくり竿を立てるとハリ掛かりしたが、
あきらかに小物の手応えで、すんなりと上がってくる。
船中第一号となったのは、白色の横縞模様が鮮やかな25cmほどの小ハタ。

「はいオメデトウ! 即リリース」

右舷トモ2番に座ったため、頭の上から船頭の天の声が降りかかってくる。
お父さんを呼んでおいで、と小ハタに言い聞かせ、当然リリースする。

次はマッハ級がガツンとくることを信じて誘い続けるが、
まったりとした時間が何の変化も見せずに過ぎていくばかり。
前回は根掛かりでロストゼロだった錘も3個失い、
そのうちの一回は道糸から切れるアクシデントにも見舞われた。

期待の特エサはウリンボが何者かに悪戯されキズを負った程度で
目立った効果は期待できなかった。
船頭もマッハを求めて行川沖まで足を延ばし、
少し深場の40mダチまで攻めてみたが、報われなかった。

この日船中では1.5㎏級のヒラメ、2kg級のマハタが際立ったくらいで
500g以下の小ハタが多かったようだ。
名物の尺メバル・カサゴはかろうじて型を見た程度。

 背中が茶色いアジが脂ノリノリの黄金アジ。結局これがこの日の釣果に(笑)


サヨナラホームランを放った前回のように最後の流しに満を持して挑むも、
5時間ぶりに訪れた魚信はヘナヘナとした弱いアタリのマトウダイで、投了。
結局、船中最初と最後の魚を釣って沖上がり時間を迎えた。

根魚三昧という仲間の期待を一身に受けた釣果は、
黄金アジと「勝浦漁港自分で直送」となった3kgのカツオに終わったのだった。

そろそろ浅場の根魚も終盤を迎え、今後は幻魚といわれるアラ、アカムツを
メインターゲットにした初栄丸得意の「ディープゾーン」へ繰り出すようだ。
良型のクロムツ、オニカサゴも期待でき、ぜひともチャレンジしたい。

沖釣り釣行記はこちらへ!


鹿島灘から「アカムツ到来」の一報が入った。
今週の釣り物はコレに決定!


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