釣の棲家

終の棲家を求め千葉へ移住。旬の魚をすわぶるために迷釣する房総釣行記。

フク来たり! 怒涛の入れ掛かり

2010年12月15日 15時55分51秒 | 外房
「反応が出っ放しだからね~。
 底とってカラ合わせしてよ~」


孝栄丸船頭のゲキが船中を駆け巡る。
大原港真沖の水深15メートルの爆釣ポイントに同港のフグ船全船が結集。
チョイ投げすれば僚船に届きそうなほど船がひしめき合い、
どの船もそこかしこで途切れなくフグが上がっている。

仕掛けを落とせばすぐに竿先を振るわせる明確なアタリがある。
その食いっぷりは凄まじく、少しでも気を抜くと一瞬にしてエサを食いちぎり、
いつもは残しがちなベロまでも丸裸にしてしまう。

着低後、仕掛けを落ち着かせ、3秒ほどでカラ合わせ。
その前にアタリがくることも少なくない。
再び仕掛けを落としゼロテンションで待つ。

すると微細なアタリがあり、すぐにアワせるが、空振り。
再度底を取り、「チャ~、シュ~、メン」でアワせると「ガツン」。
貪欲までに食い気旺盛なこの日のフグは、エサがなくなるまでアタックしてくる。



どの釣りでも言えることだが、入れ食い(掛かり)時に数を稼ぐには手返しがモノを言う。
フグ釣りの場合、通常はエサをたっぷり付けるが、爆釣時は2つも付ければ十分。
エサの消耗が激しい上に、3つ4つと付ける時間も惜しい。

できれば移動時に2、3個の仕掛けにエサを付けておき、
釣れたら仕掛けごと交換してすぐに投入できるようにしたい。

カットウが腹に掛かった場合、
膨らんだ腹にハリが食い込み外しにくいことがしばしばある。
モタモタするとさらに膨らみ、さらに難儀になる。

こんな時は、あらかじめエサを付けた仕掛けに換えた方が早いことは、言うまでもない。
また、空気が満タンになる前にフグを水の中に沈め
水中で試みると腹がしぼみやすく、ハリを外せる。

わずか一時間ちょっとで40数匹のフグを、
文字通り“手玉”にとることができたのは、あまり記憶がない。

前回のヒラメの爆釣に続きフグでも入れ掛かりを堪能することができ、
「釣運上昇でフク来たり」で大満足。
この上げ潮に乗り、年末恒例の納竿フグ釣行で2010年を締めくくりたい。

大原フグ釣行


 「釣りブログ村」ランキングに参加中。
↓下の「船釣り」ボタンをクリックして下さい。
よろしくお願いいたします!

にほんブログ村 釣りブログ 船釣りへ

にほんブログ村



最新の画像もっと見る

6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
takajinxeさんへ (fu-goo-log)
2010-12-15 17:28:43
外房のショウサイの入れ食い、すさまじい!
トラフグも混じったんですね(^^)
湾フグに例えると、秋の“寄りフグ”がよく似ています。一昨年、ビギナーの私も75尾釣ったことがありますが、1時間に40尾というのは考えられません(^^;;)
納竿のフグ釣りも爆釣でしょうね!(^^)
返信する
fu-goo-logさんへ (takajinxe)
2010-12-16 09:56:52
fu-goo-logさん
いつもコメントありがとうございます。

手抜きダイジェストで写真入れたんでキャプションなしでスミマセン。
トラフグとアカメは市場に水揚げされた水槽の中です。
今年もトラはもちろん、アカとも巡り合うことはできませんでした。
返信する
Unknown (りんりんパパ)
2010-12-16 12:10:12
たかじんさん、
やりますねぇ。
今年は何年も大原に通っているおいちゃんも経験したことのない食いっぷりなんですか。
そう考えると自分は良い年にフグ釣り始めたなぁ。
昨日は残念でしたね。
また近々!
返信する
りんパパさんへ (takajinxe)
2010-12-16 18:10:25
りんパパさん
コメントありがとうございます。

りんパパも次は定量だね。
昨日は残念でした。またよろしくお願いです。
返信する
こんにちは (たー坊)
2010-12-17 13:27:21
1時間40尾は凄いですね~。
船の下にどんだけフグいるんでしょうね(笑)
こんな時は、カットウ針 5,6本つけたら
結構かかりそうな気もするんですが(爆)
少し、傘みたいにひらかせてって、もはや釣りじゃなくなりますね。
返信する
たー坊さんへ (takajinxe)
2010-12-20 10:19:42
たー坊さん
コメントありがとうございます。

マルイカやカワハギでやったように水中の捕食シーンを撮影して見てみたいモンです。
返信する