あみものOTOKO

人と人とのつながりを 大切にしたいです。

お月見会  その参

2011-10-12 22:31:31 | 日記
庵の 建物中で 今日の 催し物の 第1部 坂田美子 ( さかた よしこ ) さんによる 薩摩琵琶、 稲葉美和 ( いなば みわ ) さんの お琴、 坂田梁山 ( さかた りょうざん ) さんの 尺八・笛 の演奏会 です。

この方たちは 小椋佳 さんの コンサートで演奏してる ビカム という グループの 方達で、CDもたくさん出している 演奏家の 方達で、国内外での 公演や テレビや いろいろな音楽家の方達とのジョイントも行っていたりする 層々たる演奏家なんです。  ですから 演奏も 歌も 超一流・・簡単に お呼びできる方達ではありません・・・ すごい世界です・・

坂田美子 さんの 薩摩琵琶による 平家物語が 朗々と 語られ・・ 薩摩琵琶の 説明やら 糸の変化の面白さの お話があり、絹糸の弦を 力加減で 変化される実演も して頂きました。

稲葉美和 さん の お琴は 二十二弦琴 と 十七弦琴 の演奏で それぞれの違いや 音色の違いなども 実演して頂きました。

坂田梁山 さん は 「 尺八 」 の仕組みや なぜ、「 尺八 」 と呼ばれるのか、( 音階を出す 孔が 8つ 空いていて、 その全体の大きさが 「 一尺八寸 」 あるので 「 尺八 」 と呼ばれるようになったんだそうです・・・ 楽器の長さだったんですねェ~ )

また 洋楽のような 明確な音を出す事の出来る 「 七孔尺八 」 の実演もあり、邦楽 とは また違った 現代風の演奏・・ 海外公演などで 演奏しているのでしょうか・・ 実に 不思議な音色の世界です・・  梁山さんは ミュージカルでも演奏しているそうで、尺八が こんな演奏が出来るなんて・・というような ビックリするような演奏でしたねえ・・

美子さんの 歌も素晴らしいですけど、さすが 「 語り 」 はすごい! もちろん 薩摩琵琶の演奏も 素晴らしかったです。

以前 薩摩琵琶の演奏会 ( 老舗旅館の お庭の 石舞台 で かがり火を焚きながら 聴いた 琵琶法師 の演奏会 ) とは 違った感じの 格式の高い 演奏会 でした。

格調の高い・・と言えば 大鼓 ( おおつづみ )の 大倉正之助さん ご存じですよね・・もちろん・・ 人間国宝で 日本人で初めて ローマ法王の前で 大鼓を 打たれたとか・・・よく 皇居で 演奏されるとか・・ モナコでも演奏されたとか仰っていましたよね・・たしか・・  以前 催した会に おいで頂いて 三番叟を 打って頂きましたけど、あまりの素晴らしさに 感動しましたねえ~ ・・ 控室での 物腰、態度、立ち居振る舞い・・超一流の方は やはりどこか違うものです・・

話が 横道にそれてしまましたけど・・・

約 1時間に渡る 演奏会は 小椋佳 さんの コンサートで歌われている 小椋佳作曲 「 美しい夢 」 で 終了となり、その後、お弁当を 庵の 庭園で お月見をしながら いただき・・ ( お弁当と言っても 高級料亭の 懐石弁当のような 感じの 箱弁当ですけど、それぞれのお料理は ひとつづつ 陶器の器に盛られているんです・・・ 正直、すっごい 美味しい! ) 

最後は 句会で 締めくくりとなりました・・・

たおやかで 優雅な お月見の会・・・ なんて 風情のある ひと時でしょうか・・・ 

お月見会  その弐

2011-10-12 22:21:33 | 日記
庵の 風格のある 木の門をくぐると、建物の脇 の 白梅、紅梅の 真上辺りには まん丸な お月さまが・・・

庵と 奥の お庭に続く 石畳を歩いていると、聴こえてくる 秋の虫たち の 鳴き声が とっても たおやかな美しい 空間を 作り出しています。

お月見 が 昔から好んで催されていた訳が、 こうした場に 立つと 本当に良く解ります・・

闇と 静寂、天を見上げれば 大自然の まん丸い お月さま・・ 下を 見下ろせば 眼下には 地上の星空のような 街の灯りが 海原のように広がっています・・

俗世間とかけ離れたような、日々の細々しさや 慌ただしさが ほんの些細な事に思えるような 不思議な気分です・・・・

お月見会  その壱

2011-10-12 22:13:04 | 日記
今日は お月見の会 に出席・・ 一昨日の 豪華なパーティー とは うって変わって、 今日の会場は 山の中腹にある 広大な庭園と 静岡市内の夜景を一望できる 広大なお庭の 一角にひっそりと たたずむ 「 駿月庵 」 という 場所をお借りしての 催しです。

ひっそりと静まり返った 庭園を歩いて 石の階段を登ると、風情のある 庵 があり、聴こえてくるのは 秋の虫 の 声と 静かに流れ落ちる 小さな滝の 水音だけ・・ 

日常の 雑多な音の無い、正に ワビサビの 世界です。