12月18日(火)出社後早々に議会へ。10時~12月高砂市定例議会(最終日)にて議案の採決を行いました。結果は、全ての議案が可決、私も全て賛成を致しましたが、唯一「障害者福祉金の廃止」については、判断に迷いました。
この議案、障害者をもつ世帯に対し年間約1万~4万円(障害の程度で違う)が給付される制度ですが、今般これを廃止する議案が提出されていました。その背景には、「自立支援」の考え方の下、就業支援やケアラー(世話をしている人)を助ける介護制度、障害者仕様の社会インフラの整備等により福祉政策を実施することを前提に、個人への給付を段階的に低減し平成27年には廃止するというものです。
高砂市の場合、現代障害者福祉へ使用している予算は昭和の時代には1億円にも達していなかったのですが、現代では約11億円、その内福祉金は約8千5百万円です。
障害者をもつご家庭の心中を思うと、そう簡単に判断できるものではありませんでしたが、自立支援の考え方の下、社会全体の制度やインフラで障害者を支える方が良い、との判断で議案に賛成させて頂きました。
昨日の最後には報告という形で「土地開発公社の解散(案)」について説明があり、平成4年に設立された同社がもつ“不良債権”の早期解決をめざし69億円の借金をしたいとの案が示されました。詳細は割愛致しますが、解散しない場合は更に金利負担が増えることとなり、解散はやむを得ないと考えていますが、いずれにせよこの69億円を年間4億円程度の返済となると、投資的経費の枠はかなり減額することとなり、今後は益々硬直化した執行状態になってきます。
本日以降は年末まで「後援会会報」作成です。