たからひかり薔薇が咲く

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心と身体を労おう(勤労感謝の日)

2024-11-23 12:57:33 | ぽつりつぶやき
こんにちは。副住職のトクです。

本日は勤労感謝の日です。
いつも頑張って働いている方々へ敬意を表し、感謝して労う日だと言われていますが、ここで言う「勤労」とはどのような意味なのでしょうか。

広辞苑によると、勤労とは「心身を労して勤めに励むこと」だとしており、「身」はもちろんのこと「心」も使って仕事や家事・育児、勉学などに打ち込むことであることが分かります。

この他にも日本語には「身を粉にして働く」や「粉骨砕身で」、「我が身を削って」など、自身を顧みず一生懸命に勤めるといった表現が散見されます。
もちろんこのような姿勢はたいへん素晴らしいものであり、このような方々のおかげで私たちは日々を暮らすことができます。

しかし、それと同じくらいにしっかりと心身を休ませることも大切なことであると私は思います。
お釈迦様は「弦楽器は弦が緩すぎれば音が鳴らないし、逆に強く張ると弦は切れてしまう」という例え話を弟子にしたことがあります。
ギターやバイオリンといった弦楽器は、弦が適度に張っているからこそ、良い音を奏でることができ、人々を楽しませることができますよね。
それと同じで、人間も適度に頑張るのが一番良いのだと言うのです。

適度に頑張って適度に休む、もしくは心身を労して働いた後はそれと同じくらい心身を労う(ねぎらう)ことこそが、勤労の本当の意味なのかもしれません。
🐾たまにはのんびりいこうよ🐾
(左:真生 右:かん太)

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