廃刊本マニアですが何か?(疾風編)

「大阪人」
通刊号
創刊:1948年4月24日
休刊:2012年3月16日(本誌)
　　 2012年4月2日(増刊号)

(それなりに廃刊休刊コレクションが集まったので公開。)

…こと「大阪の町」に特化した誌面作りでは右に出るもの無し!…の本誌。

「L Magazine」「Meets」も近いモノがあるが、歴史や産業などの掘り下げ方は流石。

本誌は今号で休刊。次月に増刊号が出て完全に休刊となる。

※…バックナンバー取り扱い書店もあるので今なら入手可能…かも?

廃刊本マニアですが何か?(疾風編)

「ススめる!ぴあ」
通刊1341号
創刊:1973年1月8日
廃刊:2011年8月18日

旧名「ぴあ」→「Weekly　ぴあ」

※…前身の月刊「ぴあ」創刊は1972年7月10日 。

総合情報誌の最大手。
特に映画情報、ギャラリー＆美術館情報、そして読者プレゼントではお世話になった(関西版)。

本号で久しぶりに首都圏版を見たのだが、(関西版には有った)個別映画館の上映情報が無い事に驚いた。
まぁ完全に網羅して掲載するのは不可能だろうが。

最終号が増刷を重ねて現在も販売されている所からも、本誌の偉大さが分かる。

もう「情報」は「雑誌(紙媒体)」ではカバーしきれなくなってしまった…。

廃刊本マニアですが何か?(疾風編)

お久しぶりの「廃刊本マニアですが何か?(疾風編)」。
長寿雑誌を幾つか。


「歌謡曲ゲッカヨ」
通刊429号
創刊:1979年6月
休刊:2011年11月

旧名:「月刊歌謡曲」。

その昔、ギターのコード表と楽譜が欲しくて良く入手していた。
いま改めて見てみると、時代の流れに大変苦労している様が良く分かる。

ちなみに創刊号の表紙は「石野真子」。

※…版元が変わって続刊される事になってはいる。

廃刊本マニアですが何か?(疾風編)

「Men's Brand(メンズブランド)」
通刊26号
創刊:2000年2月
休刊:2011年1月6日

やや年齢層高めのオトナの為のアイテムガイド。

日頃この手の雑誌はあまり見ないが、
じっくり読み込むと興味深い。
ちなみに本誌には「休刊のお知らせ」が
掲載されている(リニューアル新創刊予定有り)。
特集の一つにヤケクソのような大プレゼント
大会が…。なかなか面白い商品が幾つか。
かなりそそるアイテムが有った。
自前で買おうかなぁ…。

廃刊本マニアですが何か?(疾風編)

「JTB携帯時刻表」
通刊725号
創刊:1950年12月22日
休刊:2011年2月1日

これも本誌自体には記載の無いまま
休刊の憂き目にあっている。

毎号購入するほどの鉄ちゃんではないが
各地を転々とする旅行時にはこれを
まさに携帯したものである。
ジャケットのポケットにすっぽり収まるサイズが
便利だった。ある種のプレミア性がある為、
鉄ちゃんが買い漁るかと思ったが、
意外に普通でやや拍子抜け…。

※「国鉄」が廃止された1987年3月発売の
「国鉄」編集「JR時刻表」は争奪戦を
ひき起こした過去がある。

廃刊本マニアですが何か?(疾風編)

「iemado+ イエマドプラス」
通刊9号
創刊:2009年1月25日
休刊:2011年1月25日

「プロアクションリプレイコードブック」増刊号。
(すまん。本誌のタイトルが意味解らん。)

「家」を建てる際の注意点や、用語説明、
法律や読者からのQ&Aまで。

およそ家を建てる人が知りたい内容は
ほぼカバーされていると思われる。

有ったら便利な雑誌のようだ。
まぁその分、読者がかなり絞られるので
商業ベースには乗りにくいわなぁ…。

廃刊本マニアですが何か?(疾風編)

「お絵かきキング」

通刊82号
創刊:1999年12月1日
廃刊:2010年11月1日

実は前回の「ナンバープレース」誌と同じ
出版社。…コレは出版社の問題なのか?
「ナンバープレース」誌とは異なり、本書は
復刊の予定はない。

個人的意見だが、各種携帯ゲーム機に
かなり押されているのではなかろうか?

今回はこの辺りで…。

ホントは廃刊なんて見たくないんだが…
まためぼしい物が有れば疾風の様に
現れようかと思う…。

廃刊本マニアですが何か?(疾風編)

「ナンバープレース」

通刊65号
創刊:2001年10月23日
休刊:2010年11月1日

表紙上部のコピー「12年間ありがとう」
と、「年間6回発行」という刊行方法、
更には「創刊～休刊」の期間に微妙な
ズレがあるのはおそらく、創刊当初は
「雑誌」でなく「書籍」扱いだったり
別の雑誌の「増刊号」扱いだったり
したからだと思われる。

数多ある「パズル雑誌」から幾つか
休刊する物が出た。
読者の奪い合いになっているのでは
なかろうか?

本書もリニューアル直後の休刊。
紙面刷新は両刃の剣だなぁ…。

一応再度のリニューアル予定。

廃刊本マニアですが何か?(疾風編)

「ぴあ関西版」

通刊708号
創刊:1983年9月10日
廃刊:2010年10月21日

関西情報誌の雄、ぴあ…潰える。

大変お世話になりましたm(_ _)m
やはり週刊～隔週刊での情報発信は
時代に合わないんだろう…。

ネット社会の功罪で言えば「罪」の方…。
活字中毒のオレには「雑誌」と「インターネット」は
別物で、どちらも大事なんだがなぁ。

ちなみに創刊号の表紙イラストが
「松田聖子」。最終号が「綾瀬はるか」。

…残念だなぁ…。

廃刊本マニアですが何か?(疾風編)

「コミックバンチ」

通刊445号
創刊:2001年7月12日
休刊:2010年9月10日

一応2011年春にリニューアルするらしいが、
コレは短い間で廃刊へと進むパターンかも
知れない。
(「週刊時事」→「エルメディオ」や、
「平凡パンチ」→「パンチザウルス」など)

思えば過去の名作の「続編」ブームを
産み出したのはこの雑誌からかな?
実は今年初め頃から
「有名コミック雑誌が休刊」のウワサが流れて
いたのだが、結局コレだった訳だ。
(別会社の青年雑誌説が有力だったが)。

近年は少年～青年雑誌の廃刊も
相次いでいて、紙媒体の行く末が
他人事ながら気になるオレである…。

廃刊本マニアですが何か?(疾風編)

再び幾つかめぼしい廃刊が有った
のでまとめてピックアップしてみた。

「大人組Kansai」

通刊81号
創刊:1988年12月12日
休刊:2010年10月10日

珍しく(そうでもないか)予告も何も
無いままにいきなり休刊になった。
だから「次号予告」や「定期購読の
案内」が掲載されている。

最近続く「関西情報誌」の休刊の一つ。
やはりネットの情報量と速報性には
敵わないのか…。

廃刊本マニアですが何か?(疾風篇)

最近ゲットしためぼしいブツの一つ。

「KANSAI1週間」

通刊292号
創刊:1999年3月16日
廃刊:2010年6月22日号

ついでながら本家関東版
「TOKYO☆1週間」も休刊。

通刊430号
創刊:1997年11月18日
廃刊:2010年6月22日号

理由は「諸般の事情」だが、
こと関西に於いてはライバル誌の
後塵を拝した感が有り有り。

同系列の「Kansai Walker」に比べ
「エロ系記事」が多く、読者層が
「若い男性」に限られたのが敗因、
と想像する。

さて関西の情報誌がかなり絞られてきた(勿論新しく創刊される雑誌もあるが…)。

出版業界も大変だ…。

まためぼしいブツが出たら
「廃刊本マニアですが何か?(疾風篇)」で
お会いしましょう。

廃刊本マニアですが何か?(疾風篇)

幾つかめぼしい「ブツ」が出たので疾風のように現れてみた。

「スコラ」

通刊545号
創刊:1982年
廃刊:2010年7月1日号

メジャーグラビア雑誌の一角が休刊。
とはいえ編集部のコメントを読むと
「限りなく廃刊に近い休刊」のようだ。
(過去「休刊→復刊」の経験有り)

「スコラ」のコンセプトは
「女性アイドルによる男性向けグラビア」…
勘違いしていた方は多いのでは?
意外にも「18禁指定」ではない。

そんなに何度も読んだ雑誌ではないが、廃刊本マニアとしては
押さえずにはいられなかった。

廃刊本マニアですが何か?

「L magazine 京阪神エルマガジン」
通刊407号
創刊:1977年9月10日
廃刊:2009年2月1日

最終回。

巻頭に付録として綴じ込まれていた割引クーポン、色々とお世話になりましたm(_ _)m

特集は時として今もガイドブック代わりに使わせていただいてますm(_ _)m

小ネタも捨てネタが無く、活用できるモノばかりでしたm(_ _)m

「いえるいえる」のコーナーはなかなか競争率が高く、だからこそ面白かったですm(_ _)m

…休刊、残念です…。

さて、これにて本企画は終了(ネタ切れ)。
反省というか後悔は「月刊少年ジャンプ」「週刊ゴング」をコレクションし損ねた事かな…。
まぁ、コレクションは続けていくので…また突発的にやるかも。

廃刊本マニアですが何か?

「コミックヨシモト」
通刊7号
創刊:2007年7月3日
廃刊:2007年10月2日

創刊当時かなりニュースになった。
吉本は過去「駅売り夕刊」も創刊して、短期間で潰した事も。
ただ…傷口が広がる前の撤退は
「見切りの素早さは流石だ」
と妙な感心のされ方をしたのも確か。

この雑誌のウリの一つは、コミックの制作に吉本所属のタレントが関わっている事。
二匹目の何とかを狙ってか「麒麟」の田村が原作の「たむら」なんて漫画も…。

まぁ狙いは悪くないが、そんなに甘くもない。
(廃刊本マニアが言うセリフか?)