「深夜食堂(8)」
著者:安倍夜郎
※…様々なリンクは→→
資料室(仮):「深夜食堂」へGO!
改めて読み返してレビューをこうして書いていると、実は本作はヘタウマ(?)料理マンガの皮をかぶった人情喜劇モノなのではないか?…とも思えて来る。
レギュラー陣がめったに見せない「もう一つの面」(本巻だけに限らずだが)に関するエピソードとか、「中濃ソース」が発端のミステリじみた衝撃の展開(いやこれマジで)とか、
色恋沙汰のアレコレ(これも形を変え様々なパターンがシリーズ通して見られる)とか、AV監督・渋谷さんの漢気とか…まぁ、著者らしいストーリーが相変わらず面白いが、本作の
白眉は巻末の「油揚げ」。
東日本大震災へ、いかにも「らしい」エールの送り方にちょっとホロリと来る。
「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ