
「濱地健三郎の呪(まじな)える事件簿」
著者:有栖川有栖
シリーズ1作目っ「濱地健三郎の霊(くしび)なる事件簿」
シリーズの3作目の短編集。2作目は未読という安定のゑんぶろクオリティw
そういや悪名高き武漢肺炎パンデミック時の連載だったのね…。その頃の時事ネタも各エピソードにチラチラと見え隠れします。
・「リモート怪異」
…あったあった。流行ったのかどうかよく解らんが。
ホラー映画のラストっぽいオチがゾワゾワする。
・「戸口で招くもの」
…これはビジュアル(実写ドラマか何か)で見てみたいw
リアルタイムで世の中の流れを組み込み、何気ない会話に伏線を忍ばせ…劇的な視点の変換で読むものをハッとさせる。
そしてエンディングがエグいw
・「囚われて」
…前話の引きからの一作。「それ」を「そう扱う」と「こうなる」…納得できそう、なのか?煙に巻かれたのか…。
実はオチがw
・「伝達」
…全然無関係?な話から…お、事件だ…?コレじゃないの?…あ、ココか?…違う…ソコ?
ってくらい転々と移動する。
これまた最後の一文が興味深い。
・「呪わしい波」
…うわ回りくどい…。な話だが、あの手この手はこの世の常。バブル時代は後先考えない直接的な手段をよく聞いたモノだが(読めば何となく分かるかと)。
オチが比較的爽快なのが嬉しい。
・「どこから」
…ひと山越えたと思ったら、なヒネリが入る一本。
こういう「存在」ってのもそりゃいてもオカシクは無いような気もする。
オチは決まってるんだが…ごめん、本田圭佑が邪魔をするw
いやホンマに文章が上手いわ…スイスイいける。
小ネタも面白いし、快刀乱麻な解決でもないのに腑に落ちる感がスゴい。
2作目もそのうち…。
著者の他作品
江神二郎シリーズ
っ「江神二郎の洞察」
火村英生シリーズ
っ「絶叫城殺人事件」
っ「怪しい店」
っ「長い廊下がある家」
っ「火村英生に捧げる犯罪」
真夜中の探偵シリーズ
っ「論理爆弾」
っ「真夜中の探偵」
っ「闇の喇叭」
「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
著者:有栖川有栖
シリーズ1作目っ「濱地健三郎の霊(くしび)なる事件簿」
シリーズの3作目の短編集。2作目は未読という安定のゑんぶろクオリティw
そういや悪名高き武漢肺炎パンデミック時の連載だったのね…。その頃の時事ネタも各エピソードにチラチラと見え隠れします。
・「リモート怪異」
…あったあった。流行ったのかどうかよく解らんが。
ホラー映画のラストっぽいオチがゾワゾワする。
・「戸口で招くもの」
…これはビジュアル(実写ドラマか何か)で見てみたいw
リアルタイムで世の中の流れを組み込み、何気ない会話に伏線を忍ばせ…劇的な視点の変換で読むものをハッとさせる。
そしてエンディングがエグいw
・「囚われて」
…前話の引きからの一作。「それ」を「そう扱う」と「こうなる」…納得できそう、なのか?煙に巻かれたのか…。
実はオチがw
・「伝達」
…全然無関係?な話から…お、事件だ…?コレじゃないの?…あ、ココか?…違う…ソコ?
ってくらい転々と移動する。
これまた最後の一文が興味深い。
・「呪わしい波」
…うわ回りくどい…。な話だが、あの手この手はこの世の常。バブル時代は後先考えない直接的な手段をよく聞いたモノだが(読めば何となく分かるかと)。
オチが比較的爽快なのが嬉しい。
・「どこから」
…ひと山越えたと思ったら、なヒネリが入る一本。
こういう「存在」ってのもそりゃいてもオカシクは無いような気もする。
オチは決まってるんだが…ごめん、本田圭佑が邪魔をするw
いやホンマに文章が上手いわ…スイスイいける。
小ネタも面白いし、快刀乱麻な解決でもないのに腑に落ちる感がスゴい。
2作目もそのうち…。
著者の他作品
江神二郎シリーズ
っ「江神二郎の洞察」
火村英生シリーズ
っ「絶叫城殺人事件」
っ「怪しい店」
っ「長い廊下がある家」
っ「火村英生に捧げる犯罪」
真夜中の探偵シリーズ
っ「論理爆弾」
っ「真夜中の探偵」
っ「闇の喇叭」
「満足度:◎」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
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