…おやすみなさいまし…。
「ちょっとおかしいぞ、日本人」
著者:千葉敦子
多分20年以上前に一度か二度読んだ本。
本自体は30年以上も前に書かれたものだ。
「おじぎ測定器」の項。ここだけは反論が真っ先に浮かんだ。
要は「別れる場所まで来たら、何を話していても終了して別れの挨拶をする」のを日本人のステレオタイプとしている点。
違う。別れ際で話が終わるのは、話術のある人ほど
「終わり時間を予測して話を選ぶ」
という手を使うからだ。
5分で駅に着くのに30分の大ネタを持ってくるバカはいない。
自分を持って自分の言葉で書き綴り、揺るがない持論を披露してくださるが…いわゆる「専門バカ」に近い発想をしてらっしゃる。
もっともこの手の本は「そういう立場・視点で書く事を要求される」らしいので一概に著者がそうとも言い切れないのだが。
好き嫌いは分かれる文体だが、視点が微妙に偏っている以外は真っ当な「ツッコミ」が多い。
まだケータイやパソコンが世に出る前…DQNやらクレーマーなども大量発生する前…馬鹿ッター:バカ発見器も産声を上げる前の日本ですらこのザマだ。
早逝した著者が天国から「さらに劣化した日本」を見ているとしたら…どんなに嘆いているだろう。
「満足度:〇」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ
著者:千葉敦子
多分20年以上前に一度か二度読んだ本。
本自体は30年以上も前に書かれたものだ。
「おじぎ測定器」の項。ここだけは反論が真っ先に浮かんだ。
要は「別れる場所まで来たら、何を話していても終了して別れの挨拶をする」のを日本人のステレオタイプとしている点。
違う。別れ際で話が終わるのは、話術のある人ほど
「終わり時間を予測して話を選ぶ」
という手を使うからだ。
5分で駅に着くのに30分の大ネタを持ってくるバカはいない。
自分を持って自分の言葉で書き綴り、揺るがない持論を披露してくださるが…いわゆる「専門バカ」に近い発想をしてらっしゃる。
もっともこの手の本は「そういう立場・視点で書く事を要求される」らしいので一概に著者がそうとも言い切れないのだが。
好き嫌いは分かれる文体だが、視点が微妙に偏っている以外は真っ当な「ツッコミ」が多い。
まだケータイやパソコンが世に出る前…DQNやらクレーマーなども大量発生する前…馬鹿ッター:バカ発見器も産声を上げる前の日本ですらこのザマだ。
早逝した著者が天国から「さらに劣化した日本」を見ているとしたら…どんなに嘆いているだろう。
「満足度:〇」
◎:オススメ
◯:まずまず
△:好きな人もいるかも
×:読まない方が…
※:絶版キボンヌ