イネ科、Poaceae、コバンソウ(ブリザ)属、地中海沿岸地域原産、耐寒性1年草、
学名:Briza maxima、
和名:コバンソウ(小判草)、オオユレグサ(大揺草)、タワラムギ(俵麦)、
英名:Big Quaking Grass、Nodding-isabel、Greater Quaking Grass、Greater Quaking-grassa、Large Quaking Grass、Blowfly Grass、Rattlesnake Grass、Shelly Grass、
葡名:Abelhinhas、Bole-bole-maior、Bolebole Bule-bule、Bule-bule-grado、Campainhas-do-diabo、Chocalheira-maior、Quilhão-de-galo、
2014年4月27日、2015年5月5日、7日、2018年5月15日、ポルトガル、アレンテージョ地方で、2015年6月13日、ベイラ地方で、2018年5月5日、コスタ・アズール地方で撮影、
風媒花(花粉を風に乗せて受粉)。草丈は 10-60cm 程度になる。ヨーロッパ、アフリカ、アジア、オセアニア、南北アメリカの温帯地域に分布。
茎は直立し、根元はややほふくする。葉は細長く、長さ 5-10cm、幅 3-8mmで毛がなく縁がざらつく。葉舌はまるく毛がない。夏(7-9月)に茎の上部にまばらに数個(多くても 10程度)の小穂のついた、先が垂れる円錐花序を形成する。
小穂は細い枝で垂れ下がり、卵形から楕円形で長さ 1-2cm、幅 1cm位で、8-18個の小花でつくられている。小穂は左右から扁平だが鱗片はふくらんで厚みがある。一対の包穎のみやや濃く色づくが、他の護穎は淡い緑色から成熟すると黄褐色に変わり、光沢があって美しい。
和名はこれを小判に見立てたものである。別名にタワラムギがあり、これもふくらんだ小穂の形を俵に見立てたものである。 日本には明治時代初期、観賞用として導入、その後野生化。日本では雑草として見られるもののひとつで、その中ではやや大きく偏平で、小判型の小穂が目につきやすい。 (wikpediaより) ブリザ・マキシマ Briza maxima でした。
©2021 MUZVIT
(GKZ植物事典より)和名は、小判の形状をした穂を有することから。属名は、ライ麦のギリシャ名からの転用。種小名は「最大の」の意。
コバンソウもタワラムギも、言い得ている花の形をしている。草丈は 30~50㎝程度となる。茎下部では幾分匍匐気味であるがやがて直立する。葉は長さ 5~10㎝、幅 3~8㎜程度の線形で、無毛ではあるが縁部はざらつく。6月頃に円錐花序を出し、8~18個の花を下垂する。小判型の小穂は、長さ 1~2㎝、幅1㎝程度で、扁平であるが厚味を有する。始め緑色であるが徐々に茶褐色へと変化して行く。明治初期にヨーロッパより渡来。本種は、今日、イギリス・アメリカ・オーストラリア・中南米では帰化状態にある。(GKZ植物事典より)