The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

ケファランテラ・ロンギフォリア Cephalanthera longifolia

2021-09-27 10:19:49 | ポルトガルの野の花

ラン科、Orchidaceae、キンラン(ケファランテラ)属、地中海沿岸地域原産、

学名:Cephalanthera longifolia、

和名:クゲヌマラン(鵠沼蘭)、

英名:Sword-leaved Helleborine、Narrow-leaved Helleborine、White Lady、

2014年3月13日、ポルトガル、コスタ・アズール地方で撮影、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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(GKZ植物事典より)和名は、発見地の神奈川県藤沢市の地名に「鵠沼」に因んでいる。属名は、cephalos(=頭)と anthera(=葯)の合成語で、蕋柱の頭部にある大きな葯の形から。種小名は「長葉の」の意。

クゲヌマランはラン科の多年草である。かつてはギンランの変種として分類されてきた。我が国の太平洋側の低地~山地に分布する。草丈は 20~30㎝ 程度。葉は長さ 3~8㎜ 程度の狭楕円状で、全縁、先端部は鋭頭、基部は茎を抱き、茎に互生する。葉の表面には脈が明瞭となる。葉質はギンランよりも幾分厚味があり、表面には幾分光沢がある。花は、ギンランより幾分大きくなり、花の後方につく距は、ギンランに比して短く目立たない。ギンラン同様に、花弁、側萼片ともに平開せず、抱え咲きとなる。開花期は 5~6 月頃。花色は白色。環境省RDB:絶滅危惧ⅠA類(CR)(GKZ植物事典より) 

 

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