イソマツ科、Plumbaginaceae、アルメリア属、ヨーロッパ、北米、シベリア、千島、チリ原産、多年草、
学名:Armeria vulgaris、(Armeria maritima)、
和名:アルメリア、ハマカンザシ(浜簪)、マツバカンザシ(松葉簪)、
英名:Sea Thrift、Sea Pink、葡名:Estancadeira、Relva-de-espanha、Relva-do-olimpo、
2013年5月23日、ポルトガル、エストレマドーラ地方で撮影、
アルメリア・ヴルガリス Armeria vulgaris の花。表示名は学名の音読み。浜辺の砂浜や草地に生える。
草丈は 10~15 センチ。前後の多肉植物は カルポブローツス・エドゥリス Carpobrotus edulis の葉。
葉は針状線形で、光沢のある濃い緑色。
3月から5月ごろ花茎をのばして球状花序を付け、ピンクの小さな花を咲かせる。
アルメリア・ヴルガリス Armeria vulgaris でした。
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(GKZ植物事典より)和名は、海岸に自生が見られることと花形とから。属名はケルト古語を語源とし、「海岸に自生する植物」の意。種小名は「海浜性の」の意。
アルメリアはイソマツ科の宿根草である。草丈は 10~15㎝ 程度となる。葉は線形の根出葉で表面には光沢がある 3~9月頃まで次々と花茎を出し、たくさんの頭状に見せる。花色はピンクが基本だが、近年白色の園芸品種も作出されている。種子が出来にくいので、概して株分けで繁殖する。海浜性の植物だけに、水はけのよい砂礫地を好む。また、夏場の暑さにはあまり強くない。我が国では山草愛好家が千島産のものを栽培したが、育成が困難であったために、明治期中頃に導入されている。(GKZ植物事典より)