The wild flowers of Portugal. ポルトガルの野の花 

学名など判ったものだけ明記しています。和名などをご存知の方はどうか教えてください。

ヴィキア・ディスペルマ Vicia disperma

2021-09-25 10:15:19 | ポルトガルの野の花

マメ科、Fabaceae、ソラマメ(ヴィキア)属、地中海沿岸地域原産、

学名:Vicia disperma、  

英名:European Vetch、Two-seeded Vetch、Frenc Tiny-vetch、Clowcone Rabbit、

葡名:Ervilha-brava-miuda、Ervilhaca-brava,、Ervilhaca-brava-miúda、Ervilhaca-dos-relvados、Orobo-amarelado、

2013年5月23日、ポルトガル、エストレマドーラ地方で、2018年5月23日、コスタ・アズール地方で撮影、

 

ヴィキア・ディスペルマ Vicia disperma の花。わずか5ミリほどの小さな花。

 

 

 

種のできたサヤがいくつも見える。草丈は 15センチほど。

 

沢山の種類の花が咲き乱れる中で、埋もれてしまいそうに小さくひっそりと咲いている。

 

乗馬コースの脇にある野原に自生ヴィキア・ディスペルマ Vicia disperma でした。

©2021 MUZVIT

 

(GKZ植物事典より) 和名は、学名の音読みから。属名は、ラテン語の「巻き付く(vincire)」に由来している。種小名は「2個の種子を持つ」の意。

ヴィキア・ディスペルマはマメ科の蔓性1年草である。茎は 4 稜を持ち、疎らに細毛がつき、草丈は最大で50㎝程度となる。葉は全部で 10~20 個程度の小葉で構成された羽状複葉となる。小葉は、長さ 8~15㎜、幅 1~5㎜ 程度の線状~狭楕円形で、葉の両面には疎らに白斑がある。葉軸の先端部は巻きひげとなる。4~6 月頃、枝先の葉腋から花茎を伸ばし 3~8 個の花をつける。花径は 4~5㎜ 程度で桃色の蝶形花である。花後には長さ 12~20㎜、幅 5~8㎜ 程度の莢果をつけ、茶色に熟す。莢果は、中に通常 2 個の種子を持つ。種子は径 2㎜ 程度の亜球状でほぼ黒色となる。本種は、今日、北米やオセアニア地方では帰化状態にある。(GKZ植物事典より)   

 

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