寮の部屋の汚なさに絶望しております。明日はだらだら掃除する予定。医大生・たきいです。
筆者の地元の宮城県はご存じの通り被災県である。山の上に家があったので津波の被害は幸いにも何もなかったし
、被災者と言える人間ではなかろうと思っている。両親も同じことを思っていたのか、家の半壊の認定はほとんど壊れていなくても簡単に取れたらしいのだが申請しなかった。家からは海がよく見える。毎日その海を眺め、遠くに浮かぶ牡鹿半島を眺めつつ、水平線が僅かにカーブしているのだから地球が丸いのもどうやら本当っぽいと小さな哲学者みたいなことをしていた小学生だった。その頃、大学の同級生のうち半分くらいはお受験などしていたのだろうから呑気なものである。鉛筆など握らず、木の棒を振り回していた人間だった。それにしても、その海が残酷に姿かたちを変えるものとは思っても見なかった。宮城県は震災前から宮城県沖地震の危険性が叫ばれており、そのうち地震が来るものと毎年避難訓練で小学生たちは習っていた。しかし揺れの危なさを教えてくれる大人はいても、津波の恐ろしさを教えてくれる大人がいるはずもなかった。
太平洋には朝日が登る。聖徳太子の日出国のことをはじめて習ったときに、聖徳太子の地元は宮城県なんじゃないかと思ったくらいその光景はキレイなのだ。太平洋が好きだ。
幼少期に眺めていた海は、青というよりも水色に近かった。筆者は色覚異常を抱えているので色のことに関して自信がないのだが、色を人に伝えられないだけで、自分の中には差異がある。
震災後、たぶん色が濃くなったと思う。水色というよりも、青なのだ。おやじにそのことを言ってみたら実は自分もそう思ってたとのことである。大陸棚になっているところとその奥では海の色は違うから、恐らく海の色はその深さと関係があると推測する。物理でいうと波動の話だと言うのは分かるがなんでそうなるのかは頭が悪くてよくわからない。しかし海底の模様が変わっただけなのか。果たして。
小さい頃に見た海と同じに決まっているが、その表情が違う。なんか変だ。よくわからないが、とにかくなんか変なのだ。
(意味もなく夜更かししている人(笑))
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