医大生・たきいです。

医大生的独言。

医大生のスマホで板書パシャリ事情

2014-11-09 15:26:02 | 医大生的生活

よし、今日は早寝して明日は朝早くから勉強だ!と息巻いて眠りにつきましたが、見事に小学生並の睡眠時間をたたき出して絶望感に襲われております(笑)。朝に勉強計画は人生でこれまで幾度となく失敗してきましたがこれで何度目でしょうか。医大生・たきいです。






参照URL;http://news.yahoo.co.jp/pickup/6137815
(最終閲覧日2014年11月9日)

板書やスライドをスマホでパシャリ。

「はい書き写せ!デジカメもってこい!写真撮れ!次のスライド行くぞ!」
と情熱あふれる授業を展開してくれた某ヒストロジーの教授はスマホでパシャリ公認派でした。でも写真撮影推奨だというのも画像系のものに限り、原則はノートをとりなさいという基本スタンス。あの授業は一定の学習効果があった気がします。

しかし、医学部の多くの先生はスマホでパシャリを禁じます。というのも、患者さんの個人情報などがスライド上に含まれていることがあるためです。となると、ずる賢い学生ならば、文字ばかりのスライドなら許されるよねという発想になるわけです。笑

ほとんどの授業で、パワポのスライドが印刷されたレジュメや要点のまとめられた資料が配られます。板書を書く先生は今の時代少数派。過去に受けてきた授業で2,3名の先生しかおられなかった気がします。医学で学ぶことは膨大で、板書をしていてもとても終わらないわけです。パワポ+レジュメがスタンダード。そしてそれにメモを取っていくのが医学部での基本的な授業の受け方。因みに予備校講師さながらの授業をしてくれる先生の授業はほぼ全員起きていますが、硬直している学生が多い授業では、先生が「テスト…」と言った瞬間だけペンのノック音が教室中のいたるところから聞こえるというのがあるあるではないかと。笑

レジュメや配布資料が分かりやすくて親切なものならば、それでいいのです。スマホでパシャリだなんていりません。試験前にはそのレジュメを眺めればいいわけです。しかし、数少ないわかりやすい資料がスクリーン上にしか流れなかったときにはたまりません。そういうところに限って試験に出てきたりしちゃうもの。印刷して渡してくれよと心の中で叫びながら思わずスマホを取り出したくなるのが人情です。誰かのシャッター音が聞こえたら、その人にLINEして今の送ってというのが上級者。笑

もっとわかりやすい資料作れよと悪態をつきたくなることもあります。でも、我々に授業をしてくださるドクターの先生方がお忙しいということも重々承知しております。自分の将来は如何ほど多忙なのかと慄くばかりでございます。だからそういう先生のスマホでパシャだけは許して。

我々医学部の学生は、ほぼ全員が苦しみながら勉強させられております。勉強しないと上の学年に進めないのですから。冒頭に出てきた「大学生」というのは、所謂「人生勉強」にばかり時間を割いている方たちだと邪推してしまいがちで、一緒にしてほしくないという気持ちも正直。笑

文明の利器、賢く使っていきたいものです。







(因みに今日でブログ開設から999日目な人(笑))