起床時に喉の痛みを感じる冬の朝でございます。みなさまにおかれましてはいかがお過ごしでしょうか。お身体にはお気をつけて。医大生・たきいです。
筆者がバイトをしているのは田舎の小さな塾。主な業務は質問対応。国・数・英・物・化・生・日なんでもいけます全科目バッチこいというカッコいいことをしている。主に聞かれるのは数学。受験が終わったら数学なんて忘れるものだが、バイトのおかげでセンター試験くらいならまだ解ける気がする。しかしあれだけ受験生時代に頑張った数学を大学に入ってから使うときはバイトのときだけというのもなんだか皮肉なものだ(笑)
そして昨晩もバイトだったわけだが、仕事の合間にはこっそり漫画を読みつつ、質問に来る生徒を華麗にさばいていく。格子点の問題とかめっちゃ懐かしかったからなんだか萌えた。高1だか高2のときにわかんねーとか言ってた自分が懐かしい。なんでわかんなかったんだろ。数学というのは山登りのようなもので、登ってから全体を俯瞰すると意味が分かるんだというのは浪人しているときに感じた。途中は苦しいよね。医大生のバイトにありがちな勉強教える系のバイトだが、その対象はおおむね小学生~高校生。再受験の人に教えているという猛者も友達にはいたけど。個人的には高校生に教えるのが一番楽だ。ポイントだけコメントしてあげれば、わかった気にはさせやすいからだろうか。学問をお金稼ぎの道具にしている自分に違和感を感じなくもない。
ところが、たまにウッと言いたくなる質問にも出くわす。これまでで一番焦ったのは、こんなの簡単じゃんと昔ならいってそうな物理の問題の解法が閃かなかったとき。あの時の手汗はすごかった。受験が終われば忘れるというのはアタリマエなのだけれど、なんだか恥ずかしかった。意地で解いてるのが生徒にバレてた気がするしね。
昨晩の質問。JKが「せんせ~」と苦笑いしながらもってきたテキスト。「転送速度」とか書いてある。なんじゃこれ。そもそも何の科目だよと聞いたら「情報なんちゃら」とのことだった。バイトとかビットはちょっとパソコンする人なら常識だと思うけど、これって大学の授業で習うんじゃないのかい。今の高校生凄まじい。うちの高校の情報の授業はそもそもどんな授業だったか覚えていないからかなり適当だった気がする。
「今こんなのやんのかよ」
って本音を言ったらJKに笑われた。おれたちゆとり世代。そのうち下からバカにされるような時代が来るのかな(笑)
(数3を沖縄では「すうすりー」って言うというのがいまだに信じられない人(笑))