「学生のうちはほどほどでいいんじゃないか」
なんて言ってくださるようなスタンスの先生が教えてくれる知識はポイントが絞られているので教わっていて意外と一番わかりやすいものです。不思議なことに。逆に言うと勉強しなさいと言ってくるタイプのめちゃくちゃ頭のいい先生が言うことは非常にわかりづらい。自分がアホなだけだからでしょうか。医大生・たきいです。
病棟業務のお手伝いを少しだけさせてもらう日々。男子学生はもっぱら力仕事系の仕事を頼まれますが、どう見ても性格も体力も力強そうな看護師さんから
「私、かよわいからちゃんと持ってね(@@)」
と言われたときには果たしてどう答えたら正解だったのかと時間をおいて考察している。この局面で「ウソでしょ」と言うのは自ら禁忌肢を踏みに行っているようなもの。そのあと二度と病棟に戻ることはできないかもしれない。因みに、「ハイっ、分かりました!!」という無難な答えをしてその場をやり過ごしたわたくし。しかし無難すぎて味気なかったかなとか、ひとりで感想戦の最中である。無理にご機嫌を取ろうと「お姉さん可愛らしいですもんね」とか余計な口を叩くのも「いいから仕事しろ」と怒られそうだから危険に思える。事実、この言葉は口からででかかったが慌ててひっこめた。ここにきてまだ二日目だし。

こういうときこそ、イケメンに生まれていたかったと強く思う。すかさず名札で名前を確認して
「もちろん○○さんの為なら」
とか言ってしまっても爽やかなままで終われるタイプの男。こういうときイケメンはズルい。周りの笑いも取れそうだし、イケメンがサラっと言うなら微妙な空気が流れるリスクもない。顔がダメなら頭で頑張るしかないというのが、無情な世の中の現実なのかもしれないと結論付けてみたが、そうすると「かよわいから」問題の模範解答をまだ見つけられていない私はどうしようもない存在だという説が強まってしまうことになりそうだ。
(職食ヘビーユーザー週間な人(笑))