耳が痛くて聞こえづらかった朝。ちょっとヤバイかもと思って耳鼻科の開業医の先生のところへ。一軒目はブログ書いていたら受付時間に間に合わず、二軒目の診療所へ。土曜診療だなんてありがたいです。医大生・たきいです。
問診票を書きながら待ちます。

書いてから思ったけど「左耳閉塞感」って患者の言葉じゃないな。笑
土曜日の耳鼻科は子どもがいっぱいで大繁盛。ウイルスの巣窟感がハンパない。前日から予約ができるそうで、午後一に行ったのに結構待たされました。
いざわたくしの番。先月回った耳鼻科BSLぶりの耳鏡。友達からやられたとき下手くそすぎて痛かったやつ。
「左耳が痛いのかな?」
「はい、左です。」
「じゃあまず右耳から見せてね。左向いて」
教科書通りに正常な方から診察されました。
「次反対側ねー、あー、耳垢詰まってるから吸引しますねーズズズズズー」
「(やっぱ耳垢か……!、それだけなら笑い話なやつ!)」
「鼓膜が真っ赤ですねー」
「(中耳炎もかい!)」
耳鏡所見をいろいろと述べられて、一般の方なら「まじっすか」と心配されるところでしょうが、私の場合は耳鏡の所見があって逆に安心しました。一応医学部5年生なので玄人感出していきます。所見がなかったらちょっと心配してた突発性難聴の検査後確率がマジであがってきてしまうでしょうからね。
診断は、
急性中耳炎
起炎菌は肺炎球菌、インフルエンザ桿菌、モラキセラカタラーリスあたり。
前日のブログで、
70% 耳垢
20% 外耳炎
9% 中耳炎
1% 突発性難聴
と予想していましたが単穴▲の中耳炎でした。読みがあまかった。耳クソ詰まっただけかと思っていたよ。ズバリ診断していただきました。さすがプロ。耳鼻科行ってよかった。
「滲出性中耳炎に進行するかもしれないから続くようならまた来てください」とのこと。薬ちゃんと飲みます。
<処方>
セフジトレンピボキシル(メイアクト®)100mg 分3<第3世代セフェム>
耐性乳酸菌(ビオフェルミン®)
メフェナム酸(ボンタールカプセル)250mg 分3<NSAID>
カルボシステイン250mg 分3<去痰薬>
トラネキサム酸250mg 分3<抗プラスミン薬>
住所が「……医学部学生寮」なので、近所の医学部の学生だとバレバレなわたくし。
「君、何年生?」
「5年生です」
「じゃあ分かるよね」
「はい。」
口頭試問が始まらなくて安心しましたが、「さっき慌てて教科書開いて勉強してから来ました」、だなんてことは言えませんでした。笑
急性中耳炎がらみの国試の過去問で今日はお別れです!(笑)
<109回各論一般>
耳痛を訴える2歳9か月の男児の鼓膜の写真を示す。【急性中耳炎】
投与すべき抗菌薬はどれか。
a.ペニシリン系
b.マクロライド系
c.ニューキノロン系
d.テトラサイクリン系
e.アミノグリコシド系
このブログ読んでくださったあなたは瞬殺ですね。笑
(薬を忘れずに飲むって大変だなと患者になって思った人(笑))
