お昼に軽めのメシを食いながら、ブログ書いている時間だけが至福のひと時です(笑)。医大生・たきいです。

初手から、
▲76歩△34歩▲26歩△84歩▲25歩△85歩▲78金△32金▲24歩△同歩
となったのがこちらの局面。

次の1手は誰がどう見ても
▲24同飛
です。
2四飛車
にいよんひしゃ……
に
いよ
しゃ
に………認知機能
いよ……意欲
しゃ……社会的環境
これに医学生おなじみのDEATHSHAFTを加えてあげれば(↓)、
信州大学医学部医学教育研修センター医学教育部門HP>「医学生豆知識-高齢者の日常生活動作(ADL)と手段的日常生活動作(IADL)」
DEATH-SHAFT!
▲2四飛
横歩取りの飛車って、殺されると困る軸の駒ですからね。
(参考)
日本老年医学会CGA7(高齢者総合機能評価)(評価内容・正否と解釈・次へのステップ)
D-Dressing(着る)
E-Eating(食べる)
A-Ambulating(歩く)
T-Toileting(トイレ)
H-Hygiene(衛生(入浴))
S-Shopping(買い物)
H-Housekeeping(そうじ)
A-Accounting(お金の管理)
F-Food preparation(調理)
T-Transport (乗り物に乗れる)
に-認知機能
いよ-意欲
しゃ-社会的環境
たぶん臨床的には、
「▲に~よんおなじくひしゃ」と聞いたら横歩取りの局面を想定せよ
というのが格言ですかね。
「2四飛」の横にある歩を取るから、「横歩取り戦法」と名付けられていることもあわせてチェックしておいてください。
日曜日の朝回診、患者さんが観ているTVはNHK将棋トーナメント、という局面。
「今週は横歩取りですか~」
って言えるかどうかで患者さんとの距離を詰められるかどうかがかかってくるはずです。笑
というわけで、みなさんも将棋を覚えましょう。
CGAが近頃よく出題されるのは、日本の高齢化が進んでいるから。
高齢化が進んでいる日本で医療職を目指そうとしているならば、将棋を学ばなければなりません。
(国試終わったら画像編集技術をちゃんと学びたいと思っている人(笑))
