2024.1.26(日) 環境問題報道から プラ
<飲料水中のマイクロプラ 20㎛以下測定重要>
仏研究グループの発表
・仏で市販されているペットボトル入り飲料水を調査したところ、含まれているマイクロプラの大きさの大半が20㎛以下だったと、同国のトゥールーズ大学などの研究グループが米科学誌「プロス・ウォーターズ」の15日付に発表
・EUが示す飲料水中のマイクロプラの測定方法では20㎛以上の大きさのものを測定することになっており、研究グループでは「これでは不十分」だと指摘
・昨年、米コロンビア大学の研究グループがペットボトル飲料水から500ml当たり約12万個のマイクロおよびナノプラスチックを検出したと報告し、注目されていた
・仏の研究グループは、独自に20㎛以下のマイクロプラを検出する方法を開発し、仏国内で販売されている10銘柄のペットボトル飲料に含まれるマイクロプラを調査
・結果、銘柄ごとにマイクロプラの濃度が大きく異なり、その範囲は1ℓ当たり19~1154個であったが、検出されたマイクロプラの98%が20㎛以下であることがわかった
・前記のとおり、欧州委員会が昨年示した飲料水中のマイクロプラの測定方法では大きさが、20㎛以上となっている。しかし
・20㎛以下の大きさのマイクロプラは腸から吸収されて血液や臓器に移行する可能性が、それより大きなものよりはるかに高くなるとされている。
・このため、研究グループでは20㎛以下のマイクロプラを測定することが重要だと強調している。
以上
※この期に及んでも、プラの規制(製造、利用、廃棄)について世界での進展は見られない。反対している皆さまにおかれましては、マイクロプラが沢山入った飲料を家族や親せきの皆さんともども、是非飲んで頂き、無害であることを証明して頂きたいものである。