上東区 保健環境通信

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2024.8.28(水) 環境問題報道から マイクロプラ

2024-08-28 23:00:26 | 環境保護
2024.8.28(水) 環境問題報道から マイクロプラ

<マイクロプラ 1年2.8万トン 房総半島沖海域に沈降>
海洋研究開発機構が発表

・海洋研究開発機構は26日、房総半島沖の「黒潮続流・再循環域」と呼ばれる海域の深海にマイクロプラスチックが1年間で2・8万トン沈降していると推定されたと発表。
・過去に水深480メートルのところに設置した装置(セジメント・トラップ)で集めた、海の表層から深海に沈降してくる植物や動物などに由来する有機物粒子を分析した結果わかったもので、同海域に沈降するマイクロプラスチックの量が推定されたのは初めてだとしている。

・黒潮続流・再循環域は、黒潮が房総半島沖で親潮と合流して太平洋に流れ出した黒潮続流の南側にできた渦状の海域のこと。
・この海域では、黒潮に運ばれたマイクロプラスチックが沈降していると考えられている。
・実際にこの海域の海底では、大量のマイクロプラスチックが見つかっている。

・同機構の池上隆仁副主任研究員たちのグループは、この海域でマイクロプラスチックがどのように海底へと運ばれているか調べるために、海域内のKEOと呼ばれる観測点で2014年7月1日~16年10月2日にかけて、18~21日ごとにセジメント・トラップで集めて回収してあった有機物粒子を分析した。
・その結果、分析したすべての試料からマイクロプラスチックが検出。
・検出されたマイクロプラスチックをもとに計算すると、KEOの水深4900メートルの深海の1平方メートルの面積に、1日あたり平均352個のマイクロプラスチックが沈降していることになり、海域全体に沈降するマイクロプラスチックの1年間の総量が2・8万トンと推定。

・研究グループは今回の研究結果が、9割以上が行方不明とされる海洋プラスチックごみの行方の解明に貢献するとしている。
・研究結果は米化学会誌『エンバイロメンタル・サイエンス・アンド・テクノロジー』(26日付)に掲載された。

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