ありふれた人生
もう何も考えまい
君が欲しかったものも
僕が欲しかったものも
生きていくことの愚かささえも…
今日は晴れたり曇ったり降ったりの
この時期特有のこの地の空模様
コロコロ変わる女心と秋の空ならぬ
寒さの増した冬の空か…
今日の午前中は初孫くんのこども園の発表会
年長組だから今回が最後の発表会に…
いつも走り出す頃の時間
園まで散歩がてら
冷たい小雨がそぼ降る中を傘をさしながら
初孫くんのダンスや歌や劇?を観に…
駆けっこや運動の方は得意だけれど
踊ったり歌ったりセリフなどは果たして…
園に着くと
広めの遊戯室に敷かれたカーペットに
保護者たちが秩序よく並んで座ってる中で
チャラ息子が後方に三脚カメラを立てていた
準備万端らしきチャラ息子の背中を眺めつつ
最後方の空きスペースで立ち見を決め込んだ
立ったままでいると
お気に入りの背の高い先生から
空いてるカーペット席を勧められたが…
ありがとう
でも坐骨神経痛で脚が痛くて
床には座れないんで…
そう言うと
園児用の小さな椅子を持って来てくれたが
小さすぎてむしろ脚に負担がかかるため
再び申し訳ないと頭を下げて謝るしかなく…
そんなに身体が都合悪いんなら
わざわざ観にくるんじゃねぇよ!と
心の中でひとりツッコミしながら
苦笑するしかなくって…
そのうち予定時間になって
初孫くんの最初の出番は
袴姿でみんなと一緒の日本舞踊ダンス
シッカリと型?を構える初孫くん
そんな凛々しい姿を見てたら
不意に込み上げるものが…
家にいるときと違って
ずいぶんと大きくなって見える初孫くんに
驚き感心するばかりのジジイ
スッカリ年老いちまったのか?
嘘みたいに涙もろくなっちゃって…
近くに立つ係の先生たちに気づかれないよう
ポケットからそっとハンカチを出して
咳き込むフリをしながら目頭を拭った
チャラいジジイの目にも涙か…
全然笑えないなぁ…
笑えないといえば…
アラ古希某カオルさんとの
午後からの老いらくのデートも…
血気盛んな中年不倫カップルじゃあるまいし
我ながら笑えないと…
でも
最初に誘ったのは僕に違いないけど
OKの返事をもらえず一旦諦めたのに
後になって蒸し返したのは彼女の方
蒸し返しておきながらも
今日のデートに漕ぎ着けるまで
何度も何度も悩んで迷ったのも彼女
そりゃそうだろう
何と言ったってアラ古希70代だし…
70歳を過ぎて
いくらまだ僕に惚れてたとしても
まさかデートという名の
男と女の交りを試みるなんて…
約束の時刻前
待ち合わせ場所に俯きながら現れた
マスク姿の彼女は
遠目だととてもアラ古希には見えない
甘めに言えば
50代くらいに見えないことも…
腰や膝が曲がってるわけでもなく
歩く姿はシャンとしてるし
ファッションセンスが良いからなのか
むしろ僕の方がジジイくさく感じるかも…
そんな彼女との老いらくのデート
僕が計画した秘密基地に着いてから
2時間あまりの濃密な時間の中…
懐かしい想いや新しい発見など
それこそあっという間に時間は過ぎ去った
誰にも邪魔されない部屋に入ってから
お互いに力強く抱きしめ合った時間
どれくらい続いただろうか?
彼女の身体は
ガリガリだった若い頃と違って
歳相応のふくよかさがあって…
まずはそれにビックリした
しかもアラ古希になっても
肌の張りツヤをそれなりに保ってて…
シワクチャになった目じりに比して
身体の張りはとても70代には思えず…
そして次に驚いたのは
彼女の大事な部分がシッカリ濡れてたこと
触ってもいい?
そう訊くと彼女は黙って頷いた
ねぇ大事なとこにキスしてもいい?
またもや彼女は黙って頷いた
その仕草はとてもアラ古希には思えず
40年近くも前の彼女と全く同じように
僕の舌の動きとともに喘ぐ姿…
だけど結局
僕も彼女も最後まで果てることはできず
2時間余りの時間が矢のように過ぎ去った
僕も彼女も余りにも体力が無さすぎた
お互い舐め合うのは簡単だけれど
最後まで果てるには体力が乏すぎて…
僕は途中でハムストリングスを攣ったし
彼女も途中で息を切らしお茶を飲ませてと…
哀しいかな
アラ古希同士の老いらくデート
現実にこうなることも
ある程度は想定してたけれど…
コトを終えてというか果たせないまま
待ち合わせ場所に戻ってきたときは
まだ辛うじて明るかったけれど…
あっという間に
夜の帳が下りて真っ暗になっちまって…
アラレもない姿を僕の目の前に晒した
アラ古希某カオルさん
何事もなかったように素知らぬ顔だったけど
暗い中で無事に帰れただろうか?
帰り道の事故とかはもちろん
幸せそうな家庭での言い訳も含めて…
そんなことを心配しながら
僕も何事もなかったように
帰宅してからいつものように晩酌を進めた
カミさんも知ってか知らずか
いつもどおり僕に何を問うこともなく
晩御飯を食べ終わりテレビを観るだけで…
コレで良かったんだろうか?
アラ古希某カオルさんとの老いらくデート
良いも悪いも僕たちの想い次第?
そんな中で思うのは
もう一度
すぐにでも逢ってデートしたいという想い
シワクチャになった
アラ古希某カオルさんと…
いますぐにでも…
やっぱり
エロジジイは狂ってるよなぁ
死ぬほど…
久しぶりに初孫くんの送迎当番
先週末からお嫁さんが休暇だったし
毎日曜の夜にチャラ息子一家と顔を合わせる
一家揃っての夕食会も
僕のハーフ大会があったりして
無かったから顔を合わせなくて…
その間
遅れてきた夏休みのような
或いはひと足早い冬休みのような…
決してだらけていたわけじゃないけど
初孫くんの顔を見て
一気に通常の生活パターンに
引き戻された感じがして…
それはそれでいいのかも…
型にハマった日常生活はつまらないけれど
ある意味で安心感もあり…
同じ10キロのスロージョグでも
どことなく落ち着きを感じる
ということで
走ろうか迷ってた朝方の雨も止んだので
初孫くんを送り出してから
いつものパターンでスロージョグへGO!
今日のお供はこの子をチョイス…
初孫くんの送迎はいつもガレージに近い
裏口から出入りするので気づかなかったが…
走ろうと表の玄関戸を開けると
玄関アプローチに広がる落ち葉模様
写真ではわかりづらいけど
庭もアプローチも一面紅葉🍁でいっぱい…
一見して風情があるようにも思えるが
掃除をする立場である僕にしてみれば
憂鬱な想いも否めず…
だけど今日明日と荒天模様だから
掃き掃除は明後日以降になりそうだと…
それまで
この紅葉たちはこのまま残ってるだろうか?
強い風に吹き飛ばされ
お隣さんやお向かいさん家に
迷惑をかけなければいいが…
おそらく
迷惑をかけることになるんだろうなぁ
そんなことを思いつつ
いつもの緩い下り坂をゆっくり下っていく
日曜日のハーフ大会直後の月曜日を除き
これで4日連チャンのジョグになるけど
すっかり疲れも取れて今日は通常モード
脚の方もいつもの日常パターンに
戻ったということか?
11月も下旬の平日の午前中
冷たい雨の合間を縫って走ってるのは
もちろん変態ジジイしかいなくて…
最初は風も秒速3〜4メートルほどだったが
途中から7〜8メートルの強い西風になり
汗の染み込んだロンTは俄に冷えてしまい…
アラ古希某カオルさんとのデートを
直前に控え風邪など引かないよう
クールダウンもそこそこにして
すぐに熱いシャワーを浴びたが…
タイムとペースは普段どおり
疲れが取れたとはいえそんなに速くもなく…
まぁこれからの時期
雨雪を避けて走れるときに走っとかないと…
走り出して2キロ付近の
ちっちゃな美容室あたりで
しょっちゅう遭遇する
某老人施設の送迎専用車の運転手さん
知人の彼は走ってる僕を見つけて
軽くクラクションを鳴らしてきた
気付いた僕も彼に向かって
走りながら手を振って応えたが
いつからそんな風な挨拶を
彼とするようになったのか?
若いときから
いろんなスポーツ大会で何度か顔を合わせ
挨拶くらいは交わすようになったものの
それ以上の付き合いもなく…
たしか僕より4〜5歳年上のスポーツマン
世間話すらしたこともないし
もちろん一緒に呑んだこともないはず…
お互い会社勤めをリタイアして第2の人生
僕は無職のまま午前中に走る毎日
そんな僕を彼はとある老人施設の送迎車から
毎日見かけることになり…
そんなに親しくもなかったのに
広い街中のどこかですれ違うたびに
お互いに手を挙げて挨拶する仲に…
でもおそらく
僕と彼の間柄にそれ以上の進展はなく…
彼は僕を見つけるたびに
クラクションを鳴らして手を挙げ…
僕はそんな彼に
手を振ったり軽く会釈したりするだけで…
そのうちやがてお互いに年老いて
走ることも送迎車の運転もやめて
顔を合わせることも
なくなってしまうのだろう
そんな時期がやってくるのは
いまから何年後になるんだろう?
すぐなのか?
まだまだ先のことなのか?
何年か前に2025年問題というのが
クローズアップされたことがあって…
2025年というのは
いわゆる団塊の世代の人たちが
75歳の後期高齢者になる年で…
たくさんの人たちが後期高齢者になることで
社会保障費とか医療費関係が増大し
生産者年齢の人たちとのバランスが
取れなくなってしまうということらしい
すでにその傾向は始まっていて
年金面でも著しくなってるようだが…
本当の問題はそれ以降どんどん大きくなり
2040年問題などと言われたりもしている
2040年まで僕がもし生きてるとすれば
ちょうど85歳くらい
まさしく本物のジジイになってると…
生きてればの話だが…
おそらくそんな歳になって走れるわけないし
自分にかかる医療費も増えてるだろうし
ひょっとして老人施設なんかも満杯で
入所できない時代になってるかも…
施設自体も老朽化してるだろうし
果たして新しい施設が増えてるのかどうか?
まだ僕には実感として湧かないけれど
老人施設で働く知人と挨拶を交わした後
いつの日かは彼も僕も
老人施設に厄介になる日が訪れるのだと…
そんな思いに駆られた今日
通常の生活パターンに戻れたと
ひと安心する一方で
そんな暮らしを一体いつまで続けることが
出来るのだろうかと漠然とした不安も…
コロナ禍で満足に面会もできないまま
旅立ってしまったバアさんの悔しそうな顔
やがては走ることができずに
悔しい顔をする日が僕にもくるのだろうか?
やがては…
今日は勤労感謝の日だけれど
昨日のコジツケのいい夫婦の日に続き
この祝日もジジイにはピンと来なくて…
ずいぶん古くからある祝日だから
それなりのイワレや由来があるにしても…
そうは言いながらも
すでにアラ古希のプータローの身
働き手である生産年齢の人たちの勤労に
感謝すべき立場には間違いなく…
そんな勤労感謝の日
3日連続で今日まで好天が続くということで
朝寝坊しつつも迷わずスロージョグへGO!
この子をお供にして…
3日連チャンになるスロージョグ
たまには変わったコースを走ろうと
いつもと反対方面に向かって…
反対方面のコースは昔よく走ってたものの
細かいアップダウンの繰り返しが続くので
しばらくは敬遠してたのだけれど…
大会も近いわけじゃないし
久しぶりに走るのも良いかと思って…
でもよく考えれば
アップダウンのある方が
大会前に走るのには適してるのじゃないか?
なら…
もっとこのコース走っとけば良かった
年内の大会も終わっていまさら遅いけど…
でも
古い街並みが続くこのコースは
なんとなくモチベーションも上がらず
歩道も完備してないから
どうしても敬遠しちがいで…
10キロくらいになるかなと思ってたら
家にたどり着く前に11キロになったので
そこからしばらく歩いて帰宅
今回もゆるく走ったので
疲れはほとんど感じず…
ひょっとして
大会終了後の方が調子良かったりして…
そんなことはないか?
大会もそれなりに調子良かったはずだから…
まぁどうでもいいか?
そんなことなんて…
6キロあたりで折り返して
幹線道路の歩道を走ってた7キロ付近
とある金融機関の駐車場で
車から降りてくる見覚えのある女子を発見
ムコウも僕にすぐ気付いて
あっ○○さん!と手を振ってくれた
彼女の声がハッキリ聞こえたわけじゃないが
彼女の唇がそう動いていたと…
僕も手を振ったけれど
走ってたので止まりはせず…
でも後でよく考えると
脚を止めて久しぶりに話をすれば良かったと
少し後悔…
彼女の顔を見たのは何年振りだろう?
彼女が古巣の会社に新卒で入社してきたのは
僕がリーダーに昇格した翌年だから
結構記憶が残っていて…
というのも
22〜3年前の入社式で辞令を渡すときに
彼女の名前を読み間違えてしまったから…
漢字は普通の○子と書くのだが
読み方がかなり珍しく
そういう読み方は聞いたことがなくて…
だから印象にも残ってるのだが
それだけじゃなく
何年間か同室で仕事をした仲間でもあって…
彼女が異動した時の送別会の集合記念写真が
今も僕のスマホの中に残ってる
もう今は44〜5歳になってるはず
僕が退職したの5〜6年前で
当時は30代の終わりアラフォーだったと…
まだ独身のままだったけど
もう結婚したのだろうか?
脚を止めてそれだけ確認すれば良かったと…
でも彼女ならまだ独身かもしれない
実家がお金持ちということもあるけど
結構変わった性格の子で
普通の恋愛などしないようなタイプ
まぁ結婚しなくても
金銭的に困ることはないだろうし
自由気儘に生きてるって感じだろう
それにしても最近の子って
男であろうと女であろうと
なかなか結婚しないよなぁ
結婚に魅力がないというか
メリットよりもデメリットの方が
多いってこと?
自分一人で生きていくことを考えると
そう思うよなぁ
一緒に暮らす相手に
要らぬ気遣いもしなきゃならないし
不自由に感じるのだったら…
そんな時代になっちまって…
僕も
チャラ息子やグウタラ娘がいなかったら
とっくに離婚していたかもしれず…
自分の血を引いた子や孫が出来ればこそ
生きる励みになるし
何事も我慢出来るみたいな…
でもそれって
結婚して子どもが生まれて初めて
実感できるものだから…
独身でいる者たちは
生きる励みより我慢しないで
自由に生きることを選択してるってことか?
さもありなん…
生きる励みなんて
どこにでも見つけることが出来るってか?
でも種族維持というか生命を繋ぐことって
生物の本来の存在理由なんだけどなぁ
そんな生きものの大命題を忘れて
人間って段々愚かになっていくのかも…
まぁ愚かだと思っても
それが神様の思し召しなら…
限りない宇宙の変遷の中じゃ
取るに足らないどころか
なんにもならない成り行きのひとつ?
でしかないんだろうなぁ
そう考えると
結婚するしないはもちろん
生きてることも死ぬことも
どうでもいいような…
どうでもいいんだろうなぁ
それなのに
日々つまらないことに一喜一憂して…
哀しいオトナたち
哀しいニンゲンたち
だということか…
それすら哀しいのだろうか?
そう思うことすら…
いつ頃から言われ出したのか?
今日はいい夫婦の日らしい
もちろんゴロ合わせでしかないのだが…
日頃からお互いに世話になってる
妻や夫に対して感謝しようという
そういうことなんだろうけど…
そんな日をこじつけて
そのうちバレンタインデーや
ホワイトデーみたいに
商魂逞しい商戦合戦へと発展するかも…
すでにこのいい夫婦の日に
結婚式を挙げたり入籍するカップルが
かなり増えてきたらしくて…
ヘソマガリのジジイにしてみれば
なんでもメモリアル記念日にしたがる
愚かな日本人の考え方だと思えてしまって…
だけど
我が家には殆ど相応しくない日だろうし
素直にカミさんに感謝する気には
なかなかなれないと…
いや感謝はしている?つもりだ
口には出さないけど…
毎日のゴハンを作ってもらえるだけでも…
誰がこんな我儘ジジイのために
毎昼夜のゴハンを作ってくれるだろうか?
それこそ戸籍上でも世間的にも
人並みに夫婦であるからこそだと…
ただ
決していい夫婦じゃないことは確かで…
現に僕はカミさんがいるにもかかわらず
誰彼かまわず
デートしようとしているところだし…
カミさんが外で何をしているのかも
僕は全く知らない
まぁ知りたくもないのだが…
そんなイビツに思えるいい夫婦の日
晴れ渡った青空は
昨日に引き続き絶好のジョグ日和
お嫁さんが金融機関勤め人特有の
年に一度の数日間の連休取得のため
今週は金曜日しか
初孫くん送迎の出番がなく…
ノンビリ朝寝坊もできて
ゆっくりと準備する余裕があるから
大会後の疲労抜きジョグにはウッテツケ
初孫くんの顔を見れないのは
少し寂しいけど…
そんなわけで
いつもより遅くなったスタート時間
この子をお供にして…
今日も疲労抜きのつもりで
ゆっくりと脚を運びながら…
今日は昨日よりも暖かそうなので
ロンT1枚にロンタイで…
ただやっぱり手の指先は冷たく
アカギレになりやすいタチだから
手袋はした方がいいのかも…
実は夏の間にフォームを変えて…
フォームを変えたと言っても
アスリートじゃないから
自在には変えれないのだが
腕振りを少しだけ…
夏までは
腰にぶら下げた小太鼓を叩くようにして
ヒジをできるだけ後ろに引いていたのを…
夏過ぎからは
腰の高さに想定していた小太鼓の位置を
胸の高さまで引き上げて叩くように変えた
そうすると
脚のピッチも刻みやすくなり
無意識のうちにヒジが引けてるみたいで
膝も前へ出やすくなったと…
ほんのわずかな変更だけれど
そのおかげで
地元のKMマラソンも隣県ハーフも
期待した以上のタイムになったと…
まぁ日付変更線まで飲んで泥酔状態だった
隣県TMマラソンはサンザンだったけど…
そんなフォームの変更もあって
手の指先の寒さが強く感じられるのかも…
次回のジョグからは気温を見ながら
いよいよ手袋をつけるようにするか…
結局
今日の10キロのスロージョグは
そんなに疲労も感じず
いつもの調子に復活した感じで…
もう大会もないから
そんなにシャカリキにならず
ポンコツ老体の具合を考えながら
ノンビリ走ることにするさ
気儘に…
午後から
昨日の電話でアラ古希某カオルさんが
指定した待ち合わせの場所の確認に…
というのも
僕は彼女の指定した大型商業施設に
行ったことがなく…
もちろん全く知らないわけじゃなく
近くの幹線道路は何度も車で走ってるし…
ただ
彼女の推奨する駐車場のエリアを
事前に確認しとかないと…
当日迷ってウロウロするわけにもいかず…
ついでに
僕が目論んでる秘密基地?まで
そこからどんなルートを辿ればいいのか
どれだけ時間がかかるのかなどを
確認する必要もあり…
当日に想いを馳せながら
ちょっとした
快適なプチドライブになったか?
でも当日の天候は雨雪模様のようで
今日のようなわけにはいかない
だけどその方が
もしかすると好都合かも…
なにしろ
僕の車が変わった形のため目立ちすぎて
そればかりを彼女が心配して…
視界が悪くて
車内まで視線が届かなければまだ幸いか?
でも僕の車を知ってる人が見れば
すぐに僕の車だとわかるだろうし…
だとしても
同乗者が誰なのかわからなければ
それだけでも…
そういえば
若かった頃に重ねた彼女との逢瀬は
2000cc 6気筒のどこでも走ってる
白いセダンで全然目立たなかったっけ…
まぁ
いまさらそんなことを心配したところで
どうすることもできないからなぁ
心配しすぎて
オドオドする方が返って不審に思われ
目立つこともあるから…
なんでもなければ
たとえ一緒にいるところを見られたって
なんでもないと言い切れるんだから…
開き直るわけじゃないけれど
そういうふうに考えて
何気ないように振る舞う方がいいのかも…
そう考えることにして…
思うがままに…
気儘に…
大会終了後2日目の今日
昨日とは違って
朝から明るい陽射しが眩しい好天日
大会終わってまだ2日目だけど
こんな日に走らない手はないと…
ロンT1枚にしようか
アンダーも着ようか迷いながらも
冷たい風に惑わされて2枚の重ね着で
疲労抜きのジョグへGO!
この子をお供にして…
疲労抜きだから今日はゆっくりと…
といっても
そんなに疲労を感じてるわけではなく…
大会直後に入った現地のスーパー銭湯の
ジャグジーが効いたのだろうか?
脚の疲れはほとんど感じなかったが…
それでも走り出すと
普段のジョグのように
脚がスムーズに前へ出る感じは全くなく…
やっぱり
それなりに疲れているのだと…
そう思いながら
大会が終わった解放感とともに
しばらく大会のない寂寥感みたいのが
交互にあらわれてきて
なんとなくビミョ〜になったスロージョグ
それだけじゃなく
手が冷たくて手袋なしで走ったことを
後悔する一方で…
重ね着2枚だったせいか汗が止まず
体感気温の面でもビミョ〜な感覚に…
走りながら見上げた斜め上から射す陽の光が
今はそんな時期だよ!何年走ってるんだ?と
笑っているような…
ゆっくり走ったつもりだったし
念押しのトイレにも寄ったのに
思ったほどペースも落ちてなく…
頑張ったとはいえ
ハーフの21キロくらいなら
そこまで疲れてなかったか?と思いつつ
予定の10キロを無難に終えた
疲労は抜けたのだろうか?
もしかすると抜けてないかもしれない
まぁ
明日も良い天気になりそうだから
もう一度走って確かめてみるさ
どっちみち
抜けてても抜けてなくても
年内は大会もないし焦ることもない
次の大会は3月だし…
ゆっくり構えるさ
昨日
いろんな友人知人に
ハーフマラソン完走の報告をしたのだが…
マラソン経験のある人からは
それなりのリアクションが返ってくるけど…
そうじゃない人は
完走おめでとうとかは言ってくれるものの
その実あんまりわかってくれてないような…
そんなもんだよなぁ人間なんて…
経験のない人に走り終えたときの
充足感や解放感をわかってくれという方が
ムリなんだろうなぁ
僕だって
自分が経験したことのないことを
ああだこうだと言われてもピンと来ないし…
別にガッカリする必要もないか?
そんな中で
ほかの人とはちょっと違う意味で
僕からの報告を待ってた人がいて…
それはアラ古希某カオルさん
僕のメール報告を受けてすぐに
翌日である今日の午前中に電話がほしいと…
その意図するところは
週末に控えた僕とのデートの打合せというか
段取りを決めるため…
僕はメールのやり取りで済むかなと
そう思ってたけど…
やっぱり昭和の人間は直に話して
段取りを決めるのが腑に落ちるのか?
僕も昭和の人間に違いないが…
とりあえず今日の午前中に彼女に電話して
待ち合わせの日時と場所を決めたけれど
全ては彼女の指示どおりに…
彼女もいろいろと考えたに違いなく
少しでも彼女の描くとおりにした方が
彼女も安心できるだろうと…
しかしながら
半ば彼女の舵取りに任せるにしろ
果たして
このまま突き進んでもいいのだろうか?
いくらチャラくて愚かだと言っても
僕に良心の呵責が全くないわけじゃない
もちろん彼女もそうだろうけど…
万が一
バレたことを考えると
デートなんて出来ないのが普通
というか常識的な考え
いくら
お互いが好き合っていたとしても
それが分別のある常識人というもの
ということは
僕だけじゃなく彼女もまた
分別のない愚か者の類いでしかないのか?
しかも
まだ若い男女ならいざ知らず
アラ古希だぜ!お互い…
愚かな老いぼれたちの
醜い老いらくの恋の行方
この先どうなっていくものやら…
まだ何も見えてない
約束はしたものの…