takubonpapa blog

 日常の出来事や感じたこと、Mac、バイク、キャンプ、さだまさし等について書いてます。

組合に入ろう

2011-06-11 18:46:00 | 教育
 3.11震災と人災原発事故がこの国のありようを大きく変える転換点になるだろうと考えています。もしかしたら8.15を凌ぐ時代の転換点になるかもしれません。私たちはそれほど重要な時代を生きていると思います。

 とりわけ原子力発電事故が原発立地地域に与えるインパクトははかりしれないでしょう。国策として推進され、カネでリスクを田舎に押しつけ、様々な問題(高レベル放射性廃棄物の処理など)を見ないふりして先送りしてきたエネルギー政策を見直さざるを得ないでしょう。この期に及んで原発立地を要望する自治体はよほどの覚悟が必要だろうと思います。

 私たち教職員は国策である原発推進とそれを望む勢力によってつくられてきた「原発安全神話」を、上からの要請・指示のままに或いは権力に媚びる形で子どもたちに教えてこなかったでしょうか。核の恐ろしさや危険性を子どもたちに考えさせてきたでしょうか。教職員組合が戦後に掲げた「教え子を再び戦場に送らない」というスローガンは実は原発にも共通していて、権力やカネや権威になびくことなく真理を希求する教職員の一番大事にしなければならない部分を、目の前の仕事に忙殺され考える余裕さえも奪われていたのではないかと反省します。

 震災復興財源確保のための給与カット、人事、教職員定数の維持、教職員採用、放射能による子どもの安全と労働安全、急がれる学校の耐震化、点数競争に一喜一憂する学力向上政策、壊滅的打撃を受けた漁業や農業に代わる雇用の確保、福祉政策の貧困、義務教育費の無償化など数え上がればきりがないほどの課題が山積しています。それらを見ないふり知らないふりをして、世の中を上手に立ち回る生き様ではなく、言うべきことを言い、要求することを要求しなければ、自分の生活も子どもたちの未来も守れないのではないでしょうか。様々な問題の解決のためには個人でできることもありますが限界があります。要求で一致する組織として運動をつくっていくことが大事なのだろうと思います。
 エネルギー政策・格差貧困・生活・労働など時代の転換点にいて、私たち一人ひとりの行動が大きな意味を持っていると思います。どうか様々な運動に関わる入り口の一つとして教職員組合に加わっていただきたいと切に願っています。
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2 コメント

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賛成だが・・・・・ (BIN)
2011-06-21 19:24:57
思考停止した「教職員」が多すぎる。考えるのをやめたのだ。自分の思いを出さない出せない、黙っている。それが利用されている構図であることすら考えない。何とかしなければ・・を考えることは自分の行動を「何とかする」ことにつなげないとうそになる。だから考えるのを停止する。「何とか」行動する(行動しようと努力する)人は思想や所属を超えて信頼できる。「変だ」と思うことがあれば彼の「行動」を規制することになる。「行動」しないためには考えないことだ。うじゃうじゃいる。考えない教員の実践は「芯」がない。この構図は為政者には好都合。戦前と変わりない。
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Re: 賛成だが・・・・・ (takubonpapa)
2011-06-21 21:07:49
 確かに思考を停止し上からの指示どおりにしか行動できない小役人(小官僚)ばかりになっちまってつまらん。その他にも失敗を恐れて何もできないヤツ、何をするにも最大限の防御線を張るヤツ、あぁつまんねえ。
 いずれにせよ為政者による物言わぬ教師づくり政策と愚民化(利己主義=ここいらで言う「我が前だけ」)政策が功を奏しているのでしょう。
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