個人主義が日本をダメにしたという声を聞くときがあるが本当にそうなのだろうか?三井物産戦略研究所所長の寺島実郎氏はその著書の中で「個人主義は、いかなる全体が価値を押しつけようとも、毅然として自分の思想・信条を貫くのに対して、私生活主義はそもそも全体に対する関心も意識もなく自分の私生活が確保されることに過敏な生き方である。」(要約)と述べていた。そして日本をダメにしたのは個人主義ではなく、私生活主義(利己主義も同じか?)だと結論づけている。
そしてほとんどの大人が私生活主義で、戦争反対とか核廃絶とか環境保護とか難民救済とか地球のためとか地域のためとかみんなのためという社会的な生き方をせず、そういう生き方をしている人たちを偽善だとあざ笑って、「他人の迷惑にならない限り自由にしていい」(今はそれすら危ういが、、、)という以上のメッセージを子どもに対して発信してこなかったから、そして自分の生活が脅かされそうになったときだけ文句を言う生き方しかしてこなかったから、そんな大人の背中ばかり見て育った子どもたちは自分さえよければそれでいいのだという価値観を持ってしまったのではないだろうか。
そしてほとんどの大人が私生活主義で、戦争反対とか核廃絶とか環境保護とか難民救済とか地球のためとか地域のためとかみんなのためという社会的な生き方をせず、そういう生き方をしている人たちを偽善だとあざ笑って、「他人の迷惑にならない限り自由にしていい」(今はそれすら危ういが、、、)という以上のメッセージを子どもに対して発信してこなかったから、そして自分の生活が脅かされそうになったときだけ文句を言う生き方しかしてこなかったから、そんな大人の背中ばかり見て育った子どもたちは自分さえよければそれでいいのだという価値観を持ってしまったのではないだろうか。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます