takubonpapa blog

 日常の出来事や感じたこと、Mac、バイク、キャンプ、さだまさし等について書いてます。

地域に生きるということ

2005-08-29 10:19:55 | 日記
 自分は田舎の葉たばこ農家の長男ですが、どこに家を建ててどこで生きるかということを最近考えているので載せておきます。

 田舎では買い物に行くにも食事しに行くにしても車がなければどこへも行けない。飲みに行った日にはタクシーで数千円かけて帰ってこなければならない。子どもにとっても小学校へは徒歩で3.5キロ、中学校までは自転車で8キロ、高校へは郡山の高校に行くとしたら最寄りの駅まで自転車で6キロ行かなければならない。子どもが風雪に耐えて通学することは忍耐力を育てるためにはいいが親としては心配でならない。過疎で近所に子どもがいないことも子どもにとってよくないと思う。

 更に田舎は組づきあいやら、行政区のことやら、消防やら、祭りやらムラ社会特有の様々なしがらみの中で生きなければならない。それが都市部なら、よけいなしがらみはないし近くに子どもはいっぱいいるし、高校も沢山ある。子どもを育てて生活するには便利であると思う。

 しかし田舎は面倒で不便だけれど、みんなで自分たちの地域をよくしていこう、地域を大切にしていこう、伝統文化を守っていこうとする団結力がある。少なくとも自分が子どもの頃には地域の大人がみんなで叱ってくれたり誉めてくれたり、自分を育ててくれた。何もないけれど豊かな自然だけはある。そういう都市部にはない人と人のつながりがある。それがいいか悪いかは今もわからないが、何かこの国が失いかけているものがあるような気がする。

 人生は仕事のためにあるわけでもなく子育てのためにあるわけでもない。自分は何のために生きているのかが見えにくくなっている時代だけれど、地域に生きて地域を守り、つくっていくことや、自分の兄弟や子どもたちが帰ってくる故郷を守ることも大事な生き方なのではないかとちょっと思っている。

 今もどこに落ち着くか決めかねているが田舎暮らしも悪くはないかなと思っている。
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1 コメント

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いがったぜ、この文 (ビン・ダベシータ)
2005-09-22 19:50:30
君がオッサンに接近したせいかもしれんが、生きる場所を見付けるのも人生の宿題だと読んでて思ったぜ。
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