PTA総会

　子どもの小学校の授業参観とPTA総会があって行ってきた。ムラの小学校のPTA総会には地元の議員様や行政区長が来賓としてよばれ、議事を傍聴して、今にも議事に介入してきそうな雰囲気を醸している。そして今年の総会はPTAと体育文化後援会の２本立てで２時間以上かかってしまった。

　というのはまさに時間泥棒なのだが、訳の分からない妄想で質問をして学校に対して「使い込んでいる」などとのたまうクレーマーがいたためなのだ。まったくこんなムラにもクレーマーがいるのかよとあきれた。しかも発言の前に「自分の発言を議事録にちゃん残すように。」などと、勝手に議事録から削除されると妄想しているようだった。使い込みというのは後援会のお金を保護者に何の断りもなく、学校が勝手に執行したことを言っているらしいが、事務局は学校にあって執行については委任しているというのが一般的な認識だろうし、いちいち保護者会に伺いを立てるという面倒なことをしているヒマはないと思う。

　学校の先生だって特設クラブという、別にやらなくてもいい仕事をやらされているわけだから、せめて指導しやすいように必要な環境を整えるのが後援会の役割じゃないのかと思う。「そんなことを言われるくらいなら保護者会に会計をやってもらいたい。」と言われてしまうかもしれない。もしそうなったらとてもじゃないがやりきれないし、クレーマーになんかまかせたら全部飲み食いに使われちまうかもしれない。ともかく先生が一番ガックリきたのではないだろうか。そこまで言うなら学校から切り離してスポーツ少年団として保護者が運営したらどうか。

　結局、使い込みも保護者会のお金を勝手に使ったという事実もなかったわけだが、あれだけ騒いで時間を盗んで謝罪の言葉もないのがクレーマーたる所以なのだ。

　しゃんしゃん会議はつまらないけれど、時間をムダにする後ろ向きな発言は誰も望んでいない。当のクレーマーは「良い議論ができた」などと満足しているようだったが、平気でみっともないことができるのがクレーマーなんだな。