takubonpapa blog

 日常の出来事や感じたこと、Mac、バイク、キャンプ、さだまさし等について書いてます。

震災6日目

2011-03-16 23:12:14 | 日記
 真冬並みの寒波が来ていて今朝はかなり冷えて写真のとおりうっすら雪が積もった。避難所はさぞ寒かった事だろう。ダンボールなど敷くものは足りているのか、暖房は足りているのか、気になる事はたくさんあるけれど自分では何も行動を起こせずにいる。そして早く物資や燃料が届くのを願うほかない。



 今日も無事に1日出勤できてよかった。自分の仕事が一段落したので教室の片付けを手伝った。子どもの持ち物を返さなければならないが校舎が危険なので子どもたちを入れる事ができないので、子ども1人1枚の袋を用意しそれに私物を入れて校舎の外で引き渡すという段取りをしている。散乱した教室に入るなり気が遠くなってしまったけれど3人で少しずつ片付けた。しかし何もしないでいるよりは気がまぎれる。



 朝コンビニに寄ったら見事に何もなくてあるのは雑誌と酒類と日用品とお菓子が少しだった。早く物流が復旧してほしい。

 午後になって町に出たら金融機関が閉まっていた。それにしてもJAの張り紙はあまりにも正直すぎてあきれた。しかも「被爆」だって。



 夕方の帰り道、途中で渋滞に引っかかった。おまわりさんに聞いたら1キロ先のスタンドにガソリンが入荷したらしい。少しずつガソリンが入ってきているようで安心した。しかし1キロも並んで給油しなければならないほど切羽詰まっているのだろうか。渋滞でスタンドにたどり着く前にガス欠になったらどうするのだろうと余計な心配をしてしまった。ローリーが入ってきているという事は物流も動き出す事だろうから一安心だ。「買い溜め」が問題になっているけれどみっともないとは思わないのだろうか。「慌てる乞食はもらいが少ない」と言うではないか。欲張らなくてもなんとかなるよ。



 「ふねひきパーク」が開いていたので入ってみた。インスタントラーメンやパン類はほとんどなかったけれど、思ったより商品がそろっていた。特にほしいものもなかったけれど、カレールーが安かったのでそれを2つと、冷凍唐揚げ、即席スープを買ってきた。近隣の店が閉店していたり、10時から1時など時間限定で営業しているのに夕方まで営業しているのは仕事帰りにしか買い物に行けない身にとってはありがたい。地元の店の意地を見た。


 原発の問題は状況が良くなる事はなく、今も放射性物質を出し続けている。各地の放射線測定値が公表されはじめてこの辺の数値が低くて一安心した。しかしレントゲンの放射線の30分の1とか気休めを言っているけれど、その場限りで透過する放射線と、付着して吸収されて30年も放射線を出し続ける放射能を比較する事はできないのではないか。
 最悪の事態は炉心が融解して再臨界をおこして核爆発にいたることだけれど、そうならないように180人の東電社員・自衛隊員・警察官が命がけで働いている事に感謝しつつ胸が痛む。そして東電の経営層は遠く離れた安全な会議室の中で命令だけしているのだろう。何ともやりきれない。
 

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
人気のない町になってます (hadukipapa)
2011-03-17 08:50:57
16日にやっちょからメールがあって、みんな無事だとのことです。良かったです。
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Re:人気のない町になってます (takubonpapa)
2011-03-17 18:08:56
 無事で何よりです。
 やっちょもみんな無事との事で良かった。みんな大変だけれど希望を持ってがんばろう。
返信する

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