日本でいちばん大切にしたい会社

　大掃除をしていたらまだ読んでない本がいっぱい出てきてついつい読んでしまいました。仕事の流儀、カンブリア宮殿、ガイアの夜明けなどのテレビ番組が好きなのですが、番組で紹介されるような中小企業が登場する本で、会社は何を大切にしなければならないかという場面でウルッとくる場面があっていい本でした。オレのような公務員とは違って経営者は大変だろうと思いますが、働くということを考えたときに公務員としても考えさせられるところがたくさんありました。

会社経営者の「５人に対する使命と責任」
大事にする順から
１、社員とその家族を幸せにする（社員の満足度）
２、外注先・下請企業の社員を幸せにする
３、顧客を幸せにする（顧客満足度）
４、地域社会を幸せにし、活性化させる（地域貢献）
５、自然に産まれる株主の幸せ

日本で一番大切にしたい会社の要件（概要）
・ひとり勝ちせず敵をつくらず、オンリーワンを目指しWin・Winの関係をつくる。
・業績や大きな儲けよりも継続して雇用を守る会社を目指す。
・従業員の安全のための設備投資を優先する。
・無理な成長、景気や流行を追わない。
・非正規ではなく正規の社員を雇用する。
・働く喜びとは、人にほめられること、人の役に立つこと、人に必要とされること。そして自立すること。
・社員自身がその会社に誇りを持てる会社
・弱者の声に耳を傾け、弱者の役に立つ仕事をすれば市場は開ける。
・既得権や常識に捕われず真の顧客ニーズに応える。
・社員のために心を尽くす会社、他社の幸せのために働く会社

　経営の３要件とは人・物・金と言われるけれど、やはり人なんだと考えさせられました。人を大事にしない組織は長続きしないのだと。
　そして与えられた条件を言い訳にしていても何も始まらない。不利な条件であっても成功している人たちがいる。逆境をバネにがんばる人がいる。オレももう一歩だけ前に踏み出してみよう。