ワーキングプアの根源

　ネットで衆議院予算委員会での共産党の志位委員長の質問が話題になっていたのでYouTubeで見てみました。企業献金をもらっていない共産党らしい歯切れのいい追求で、日本経団連会長の御手洗さんを名指しするあたりはさすがだと思いました。

　桝添厚生労働大臣が答弁に立っても全く相手にしていない様子で風格を感じました。企業が正規雇用を非正規雇用の派遣や請負に置き換えていることがワーキングプアや貧困の根源になっていることを考えさせられました。

　教職員も含めて公務員は賃金も諸権利も保障されているから、貧困層に目がいかず「本当に貧しい人などほんの少ししかいない」などと平気で言う。その延長で給食費を払わない子どもには給食を食べさせるべきでないなどとおよそ教育者とは思えない無慈悲なことをいう人もいる。自分は勝ち組で努力しなかった奴らは自己責任なのだからしょうがねえじゃねえかと言わんばかり。
　自分の隣りに座っている講師（非正規雇用）が自分と同じ仕事をしているのに給料もボーナスも低く抑えられ毎年失業の恐怖にさらされていることに思いが至らない。自分の教え子がワーキングプアになっていることに思いを馳せることもできない。忙しくて心を亡くしているとしか思えない言葉を聞くと胸が痛くなります。

　そういう人たちに是非この志位委員長の質問を聞いて頂きたい。京都市長選でも共産党推薦の候補が９５１票差まで迫ったとのことで大接戦だったらしい。労働者の味方の共産党にはもっと頑張ってもらいたい。

2/8　派遣法改正し"労働者保護法"に　志位委員長が質問／衆院予算委員会（全編）