今日はどういう訳か裏山のアカシヤ(正式にはニセアカシヤ)の木を伐採することになった。
というのは昼頃に教育長から校長に入った一本の電話が発端だった。何やら議員だか誰だかに言われたから裏山のアカシヤの木を伐採しておくようにという内容だったらしい。末端の俺までは話の本質など知らされない。教育長がウチの学校の校長だった頃は奉仕作業のときにアカシア伐採隊を編成して定期的に伐採していたそうで、それをやらないと増えてしまうのだそうだ。裏山には子どもは立ちいらない決まりになっているしアカシヤが群生したってかまわないだろうと思うのは俺だけだろうか。さらに群生すると言っても無限に増えるはずはないから自然にまかせておけばいいとも思うのだ。だって無限に広がったら今頃日本中がアカシヤだらけになっちまっているではないか。そしたらとっくに養蜂業でもはじめてるわい。
校長にとって上からの命令は絶対だ。そうやってこれまでこの業界を渡ってきて校長になれたわけだし、そういう人間でなければ校長にはなれないのだろう。教育長はすぐにやれとは言わなかったのかもしれないが、校長は「すぐにやらなければならない。」と思ったのだろう。それで俺と用務員さんに回ってきたわけだ。何しろ今日は3年の宿泊学習で教頭はじめ5名の職員が不在で手薄な状況だったからな。
それで俺と用務員さんで急なガサ藪に分け入ったのだった。昨日は雨で今日は気温が高いので蒸し暑い。それで藪の中は蚊が大発生していた。しかも縞蚊の大きいやつが大群で襲ってきた。(体長2センチはあったな)「おまえら何でこんな所に大群でいるんだよ。」と言いたくなっちまった。まるで俺を待ち伏せていたかのようであったからな。とにかく暑いし、疲れるし、急だし、藪だし、蚊に襲われるし、蜂にも襲われるしで精神的には極限状態だった。しかもアカシヤの木は太くてすでに群生しているではないか。もうやけくそで切り倒した後のことなどお構いなしで切りまくってやった。
さて、ここで問題なのは議員さんも教育長も現場を見に来てないということ。まさかこんなに太い木に成長していてそれが群生して、縞蚊が大発生しているとは考えていないと思うのだ。議員さんだってふと昔のことを思い出して今のPTAもやっているだろうかと心配し教育長に電話したのかもしれない。(教育長に電話するあたりが嫌らしい。)もしくは議員という権力を使って教育行政という官僚機構を遠隔操作することに喜びを感じているのかもしれないな。もしかしたら教育長が勝手に議員に言われたことにしただけかもしれない。
いずれにしても外部の誰かの一声で右往左往させられるのはゴメンだということだ。こちらにはこちらのペースや今日やらなければならないことがあるし、急いで木を切らなければならないほどの危険性などないのだから、今日のようなコンディションが最悪の日にやる理由などないのにやらされるということが面白くないのだ。自分のペースでやるのと部外者から遠隔操作で作業をさせられるのではモチベーションが天と地ほども違う。ただやらされているという認識しかなくなるのだ。これは一事が万事でそのほかのトップダウンでの政策も同様で、どんなにいい政策であったとしても現場が「やらされている」という認識しか持てなかったら効果が上がらないと思うのだ。
議員さんも教育長も校長も誰も悪気はないのだろう。アカシヤ伐採が学校事務職員の仕事なのかどうかなど知らない。末端行政職員の単なる愚痴だ。でもおかげでうまいビールが飲めたよ。
というのは昼頃に教育長から校長に入った一本の電話が発端だった。何やら議員だか誰だかに言われたから裏山のアカシヤの木を伐採しておくようにという内容だったらしい。末端の俺までは話の本質など知らされない。教育長がウチの学校の校長だった頃は奉仕作業のときにアカシア伐採隊を編成して定期的に伐採していたそうで、それをやらないと増えてしまうのだそうだ。裏山には子どもは立ちいらない決まりになっているしアカシヤが群生したってかまわないだろうと思うのは俺だけだろうか。さらに群生すると言っても無限に増えるはずはないから自然にまかせておけばいいとも思うのだ。だって無限に広がったら今頃日本中がアカシヤだらけになっちまっているではないか。そしたらとっくに養蜂業でもはじめてるわい。
校長にとって上からの命令は絶対だ。そうやってこれまでこの業界を渡ってきて校長になれたわけだし、そういう人間でなければ校長にはなれないのだろう。教育長はすぐにやれとは言わなかったのかもしれないが、校長は「すぐにやらなければならない。」と思ったのだろう。それで俺と用務員さんに回ってきたわけだ。何しろ今日は3年の宿泊学習で教頭はじめ5名の職員が不在で手薄な状況だったからな。
それで俺と用務員さんで急なガサ藪に分け入ったのだった。昨日は雨で今日は気温が高いので蒸し暑い。それで藪の中は蚊が大発生していた。しかも縞蚊の大きいやつが大群で襲ってきた。(体長2センチはあったな)「おまえら何でこんな所に大群でいるんだよ。」と言いたくなっちまった。まるで俺を待ち伏せていたかのようであったからな。とにかく暑いし、疲れるし、急だし、藪だし、蚊に襲われるし、蜂にも襲われるしで精神的には極限状態だった。しかもアカシヤの木は太くてすでに群生しているではないか。もうやけくそで切り倒した後のことなどお構いなしで切りまくってやった。
さて、ここで問題なのは議員さんも教育長も現場を見に来てないということ。まさかこんなに太い木に成長していてそれが群生して、縞蚊が大発生しているとは考えていないと思うのだ。議員さんだってふと昔のことを思い出して今のPTAもやっているだろうかと心配し教育長に電話したのかもしれない。(教育長に電話するあたりが嫌らしい。)もしくは議員という権力を使って教育行政という官僚機構を遠隔操作することに喜びを感じているのかもしれないな。もしかしたら教育長が勝手に議員に言われたことにしただけかもしれない。
いずれにしても外部の誰かの一声で右往左往させられるのはゴメンだということだ。こちらにはこちらのペースや今日やらなければならないことがあるし、急いで木を切らなければならないほどの危険性などないのだから、今日のようなコンディションが最悪の日にやる理由などないのにやらされるということが面白くないのだ。自分のペースでやるのと部外者から遠隔操作で作業をさせられるのではモチベーションが天と地ほども違う。ただやらされているという認識しかなくなるのだ。これは一事が万事でそのほかのトップダウンでの政策も同様で、どんなにいい政策であったとしても現場が「やらされている」という認識しか持てなかったら効果が上がらないと思うのだ。
議員さんも教育長も校長も誰も悪気はないのだろう。アカシヤ伐採が学校事務職員の仕事なのかどうかなど知らない。末端行政職員の単なる愚痴だ。でもおかげでうまいビールが飲めたよ。
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