ケイシロウとトークアバウト

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宴香(えんか)の花道のはずが------😨

2023-11-18 23:21:00 | 日記




牧カオリの友人にハナちゃんというオンナがいた。
ハナちゃんは、
海岸のそばに小さな別荘を持っていて、
そこを、
絢爛豪華にイケた花畑を作る計画を立てた。

ハナちゃんは、
様々な花の種子を蒔き、
周囲に1日二回噴き出る、
スプリンクラーを設置して、
満開の時を待った。
そして、
ハナちゃんは、
この空前絶後の花畑を、
宴香(えんか)の花道と形容した。
花畑そのものが宴の香り漂わせているという願いをかけてのものやったらしい。
また、
この壮大な花畑計画を、
早大出身の園芸家に任せて、
ハナちゃんは、
半年ほど、
この場を離れた。

半年後、
牧カオリを連れて、
ハナちゃんが別荘に戻ったとき、
真っ先に、
絢爛豪華に咲き乱れているであろう花畑に行って、
ガク(愕)😱が入ってしまった❗️
アンと、
花は一つも咲いてなく、
すべて、
塩害に晒され白化していた。

ハナちゃんは早大出身の園芸家に説明を求めると、
「強い海風に何度も晒され、塩害を起こしました。けど、全てが白くて、ナニか美しいですね」と釈明した。
ハナちゃんは連絡一つしなかったこの園芸家を心に呪った。
一方、
牧カオリは、
塩害に晒された花畑を見て、
「本来なら、心地よい日差しとそよ風と適度な水分で、美を着飾ろうとしたのね。けど、不毛な結末を晒したわ。そして、この塩まみれの無慘な花畑こそ、お前、日本の姿なのよ❗️❗️」と、
白化した花畑を指して叫んだ!
ハナちゃんは心配そうに牧カオリを見つめ、
「あなたの頭も塩害に晒されたのね」と悲しく言ったので、
牧カオリはまた恥をかいたことを実感した。

ハナちゃんから聞かされた宴香(えんか)の花道の結末を見た多くの者は、
宴香(えんか)の花道が塩化(えんか)の花道になったと、
ハナちゃんを慰めた。
ハナちゃんは、
こうした人々に笑顔で挨拶したが、
心では、
「おんどれらはワシを馬鹿にしとるんか🤬⁉️」と黙ギレしていた!