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僕たちはこう生きる~驚愕の底辺高校体験記😱

2023-08-06 01:06:00 | 日記




10年をひと昔だとすると、
今から4昔に当たる時代。
前代未聞の底辺高校で、
何度も生徒から暴力対応受けても、
強く立ち上がって、
全生徒の信頼を勝ち得た女性教師がいた。
この女性教師は、
生徒たちの心が、
不安に支配されて、
様々な悪行アクションを起こすことを知り、
生徒たちに、
コスプレして、
好きなキャラに成り切ることを勧めた。
いわば、
校内暴力やいじめ問題を、
校内演劇部というカタチで、
生徒たちの不安や不満を解消させたんやった。
が、
この女性教師は、
不治の病になり、
学校を辞めて、
病院での入院生活を送ることとなった。
見舞いに来た生徒たちに、
この女性は、
「底辺だろうがトップだろうが、死ぬ時は死ぬの。けれど、あんたたちは、一番、人間の喜びに包まれていた」と言い残し、
蓮🪷の咲いているところに旅立った。
この女性教師は、
伝説になった。

時は、
この出来事から3未来、
現在からひと昔となる。

ある進学校で教師を務める二十代オンナのハルカは、
古典文学担当の紫式子(むらさきしきこ)という老害オンナ教師に、
毎日のように、
嫌がらせを受けていた。
それは、
ハルカが持って来た水筒の麦茶を伊右衛門に変えたり、
ほっともっとでお弁当を注文した時、
みんなはのり弁なのに、
ハルカだけ焼肉カルビ弁当やったりした。
ハルカは、
こんな親切な嫌がらせが大嫌いやった。

ある日ハルカは、
紫式子(むらさきしきこ)のところに来て、
「嫌がらせして楽しいんですか?」と問うた。
紫式子(むらさきしきこ)はせせら笑って、
「これはまたあやしかりし言いがかりにおじゃりまっしゃって😠かたはらいたしきに存じまっしゃるよ😡!」と言い返した。
ハルカは嫌味を込めて、
「あなたは先祖が公家だと申しておられましたけど、私が役所で調べましたら、あなたの先祖は農民でしたのよ」と言った。
紫式子(むらさきしきこ)はキレて😠
「いとやんごとなき際にはあらぬが、殺すぞオンどれ❗️」と怒鳴った!
ハルカもキレて、
立ち去った!

そして決定的な悪夢の嫌がらせがあった。
コトの次第はこうや。
ハルカが待合室で三者面談の待機をしてた時に、
隣部屋の校長室から、
生徒の母親と校長とのやりとりを耳にした。
生徒の母親は校長にこう言っていた。
「林田(ハルカの苗字)先生のクラスからウチの子を別クラスにしてください。紫(むらさき)先生から、林田先生の正体はショッカーだと言われて、わたしはロクに眠ることもできませんでした」、と。
ハルカは超ギレ🤬した!
こうした人の人格を貶める紫式子(むらさきしきこ)とは一緒にいたくなかった。
それで、
この進学校を辞職した。

とはいうものの、
やはり仕事をしないと食えないので、
教育関係の仕事を探したが、
ひとつを除いて、
何もなかった。
仕方なく、
ハルカは、
そのひとつである底辺高校を選ぶことにした。

早速、
史上最大にして、
誰も転任したがらない、
大底辺高校へとハルカは赴いた。

殺伐とした校庭から、
教室の廊下を歩いている際、
『たとえ廊下であっても、オートバイと自転車の運転時にヘルメットを着用しない者は、問答無用に停学処分とする』
と書かれた注意書きがあちこちに貼られているのを見て、
ハルカは戦慄してしまった😬

教室内に入ると、
生徒たちの席と教壇はフェンスで区切ってあった。
また、
生徒たちの大部分がコスプレしていた。
特に目を引くのは、
デカい乳母車に、
デカいベビー服着た坊主頭のメタボが、
おしゃぶりしてガラガラを鳴らしていた。

ハルカが落ち着く間もなく、
ターバン巻いたインド人少年が入って来た。
ハルカの近くにいた、
妖精コスプレしていた女子が、
「ガマルよ。怒ったら、持ってるペットボトルの液体を口に入れて火を吐くのよ」と教えてくれた。
ハルカは「火を吐く------😳😳😳❓」と驚いていると、
妖精コスプレは、
「カレー🍛を食わせれば大人しくなるわ。だからみんな、ガマルを怒らせた時のためにレトルトカレーを持参してるのよ」と言った。

と、
教室の外から、
アニメ「母をたずねて三千里」の主題歌『草原のマルコ』の音楽が流れ、
戸が開き、
カッターシャツに茶色のズボンを履いた小柄な少年が入って来た。
そして、
「母さんはもう、ぼくのことを忘れてるのかもしれない。ブエノスアイレスまで、ぼくが行かないから」と言って、
泣き出した。
妖精コスプレがハルカに、
「マルオくんよ。お母さんが出て行ったの。みんなはちびマルオと呼んでるわ」と教えた。

と、
今度は、
袴姿で坊主頭の全盲の少年が杖つきながら入って来た。
そして、
「おや?新しい客人かい?オンナだね!」と言い、
ハルカに、
「あっしは目は見えませんが、人を斬ることは容易にござんすよ」と、
懐のドスらしきものを見せた。

同時に、
教室の外から、
ギターを奏でる音がして、
革ジャン少年が、
ギターを背負って入って来た。
すぐにハルカに気付くと、
「喧嘩と半殺しが俺のパスポートよ」と凄んだ。

ハルカが心にハロウィンか😵❓と驚きていた時、
全盲少年が革ジャン少年に、
「にいさん。この前、あっしにどん兵衛やると言って、赤いきつねを渡しやしたね。この落とし前はどうつけなさるおつもりでござんしょうか?」と言うと、
革ジャン少年は小指を動かして、
「チッチッチッ」と言い、
「同じカップうどんじゃねえか。言いがかりつける気かよ」と凄んだ。
全盲少年は、
「おめえさん。めくらを馬鹿にしておいでだね」と言って、
ドスを手に持った。
そのときインド人少年のガマルが火を吐いた!
ハルカが絶叫しようとした時、
デカい赤ちゃんコスプレが、
「やめなちゃい❗️コロチまつよ❗️」と叫ぶと、
全員静かになった。
妖精コスプレはハルカに、
「あの赤ちゃんが総ヘッドなのよ。わたしたちにとっては神レベルなの」と囁いた。

授業が終わったハルカは、
凄まじく気が重かった。
おまけに、
この学校の裏にある墓場が、
生徒専用の墓地だという噂まで聞かされて、
更に気が滅入った。
そんな時、
清掃道具置き場の上に置いてある古い日記帳を見つけ、
手に取った。
それは、
この学校を巨大な演劇部とした、
あの女性教師の物やった。
そこにはこう書かれていた、
「人生は大きな夢なのよ。だから、人に迷惑かけないのなら、好きに夢の一部となって、楽しく生きていきなさい」、と。
翌日から、
ハルカは教壇と生徒たちの間のフェンスを取り除いた。
全盲少年から、
「そんなことしてオメエさん、冥土に行きますぜ」と言われたが、
スルーした。

意外とコトは静かに進んだが、
ガマルが火を吐いたことで補導されたことから、
ハルカの生活は忙しくなる。

ハルカは警察に行き、
物凄く警察官から文句を言われたが、
毅然と、
「火を吐いたのは確かに悪いことです。けど、あなた方はガマルにカレー🍛を食わせましたか?」と尋ねた。
警察官が呆気に取られていると、
「やっぱり」と言って、
持って来たバックから、
ご飯を盛った皿を取り出して、
警察署のレンジとガスを借りて、
ガマルにレトルトカレーを食わせた。
あれほど興奮していたガマルはおとなしくなって、
カレーを食い出した。
結局、
ガマルは少年院行きとなるが、
別れ際に、
ハルカに、
涙を浮かべて、
「ダンニャバード」と呟いた。
インドの言葉で『ありがとう』の意味やという。

この出来事を知ったちびマルオは、
ハルカに、
「ブエノスアイレスに行くからついて来て」とお願いして来た。
ガマルが少年院に送られて翌日のことやった。

マルオは強くハルカの手を引き、
「母さんに会うんだ!」とわめきながら道を進むので、
ハルカもアルゼンチン🇦🇷でもどこでも行くと心に決めたとき、
ちびマルオはとあるバーを見上げ、
「着いた」と呟いた。
ハルカは、
このバーの名が『ブエノスアイレス』だということを知った。
ちびマルオは未成年であることも構わず、
「母さん!」と叫んで、
店に走り込んだ!
その後コトは素早く進んだ。
店側の叱責、
そっぽを向くマルオの母親が最後はマルオを抱きしめたこと、
母親は店を辞めて、
マルオの家庭に帰ることを約束した。
翌日から、
マルオは、
普通の通学服となり、
『母をたずねて三千里』とは無縁となった。

その後、
ハルカは革ジャン少年の父親のDVを堂々と咎めた。
革ジャン少年はおとなしくなった。

全盲少年は、
実は目が見えていたのに、
見えているという自信がなかったので(🤔❓)、
全盲生活者となっていた。

赤ちゃんコスプレは、
発達障害やった。

時は過ぎまくり、
卒業式となった。

ハルカも生徒たちも、
辛くて言葉が出なかった。
けど、
ハルカは、
生徒たちに飛び込んで行った。
そして肩を組んだ生徒たちと輪になって、
生徒たちに、
「終わりじゃないんだからね!始まりなんだからね!ここでの思い出はあんたたちの居場所になって、どんな逆風だって吹き飛ばすんだから!」と泣きじゃくった。
全員嗚咽した。
赤ちゃんコスプレはガラガラ鳴らしながら大きく泣いた!

その後、
様々な紆余曲折とともに、
ここの生徒の大半は、
イベント系での仕事で大成功している。
また、
成功から漏れた生徒たちも、
成功へと至る道の途上だと確信して生きている。
あの底辺高校は、
次第に偏差値が高くなり、
昔の面影が薄れる普通校になったけど、
学校を演劇化した女性教師と、
それを大きく受け止めたハルカは、
いつまでも伝説の教育者やと語られている。

そして、
この元底辺高校に赴任したあの紫式子(むらさきしきこ)の最後の教員生活にあって、
持参していた水筒に入れた『綾鷹』が『午後の紅茶』になっていたという異変に、
紫式子(むらさきしきこ)が叫んだことで、
この長い記事は終わりにする。
記事が長いということは、
ケイシロウと一緒にいないという証拠やけど、
そういうこと余計なことを書き込むよりも、
今から、
暑くて寝苦しい夏夜を褥として、
せめて寝て見る夢だけは涼しいもんを望む。






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