チョロが家に来たとき
1963年にウォルト・ディズニーが製作した映画に「三匹荒野を行く」という映画がありました。
これはカナダの作家が児童書として発行した原作を元に、実写で、まるで記録映画的に作られた映画です。
ラブラドールとブルテリアとシャムネコのイヌ2匹とネコ1匹の3匹が協力し合い、
300kmも離れた飼い主の所に戻る動物の冒険映画です。
カナダの大自然の中で熊と出会って戦ったり、激流にのまれたりの厳しい旅です。
この映画に出てくるシャム猫が賢くて、敏捷で、友達のイヌを大切にし、かっこう良いのです。
この映画を見て、なんてシャム猫って勇敢で賢くてかっこう良いのだろうと強く印象づけられました。
いつか飼ってみたいネコだな~なんて漠然と思っていました。
長い間、ペット不可のところに住んでいたのでシャムネコどころかペットを飼うことはできませんでしたが、
ペットを飼える状況になったときに、偶然仕事で行った大きなペットショップで、シャム猫に出会ってしまいました。
そのシャム猫は私を見て、懐かしそうな感じで「ニャーニャー」鳴いて、懐いてきたのです。
もう、頭の中は真っ白になってしまい、後先考えず、購入することにしてしまいました。
ペットショップの主人は気前のいい人で、仕事の関係もあったのですが、ほとんど原価の値段で譲ってくれました。
これが先代のチョロです。
このチョロは映画の通りに、賢くて、活発で、すばしこく、家に帰って遊ぶのが楽しみでした。
ところが、1年も経たないうちに・・・・続く。