私はさる出版社に勤めていました。動物や昆虫などの図鑑類、学習百科類などを企画製作していました。
かって本の原稿執筆や指導でお世話になった先生たちは、もう亡くなっている方が多くなってしまいました。
動物園の園長をしていた増井光子先生も亡くなりました。多摩動物園で獣医をしているときに
初めて原稿をお願いしてからのお付き合いでした。ほんとうに素晴らしい先生でした。
ネコ科の動物について詳しかったです。73歳のとき、イギリスでの馬術大会で落馬し、亡くなりました。
日高敏隆先生も亡くなりましたが、ネコ大好き人間で、ネコのエッセイもたくさん書いています。
京都大学にいるときに伺い、本の監修のお願いしました。
原稿はお弟子さんたちにすべて書いて頂きました。
気さくな人で、頭の回転がものすごく速かったですね。
日高先生の本は大好きで、書かれた本はだいたい読んでいます。
知見の広い人で、昆虫専門だったとは思えない、幅広い見識を持っていました。
当時、夢中で本作りに励んでいて、ネコのブログなど始めると思っていませんでした。
あのとき、もっといろいろネコの話など伺っておけば良かったと今しみじみ思います。
でも素晴らしい先生方に指導を受けられたことはほんとうに幸せでした。