ある畑で草刈り機で雑草を刈っていました。
夏場にほったらかしていたため、丈の高い雑草が生い茂り、膝の上まで埋まってしまって、まともに歩けないほどでした。
草刈りを始めると、どこからきたのか、中型のノラネコが近くに寄ってきました。
どうやらこの辺に住むメスのようです。
「あぶないよ!離れていて」なんて、言っても分からないと思いますが声をかけて、草刈りを始めました。
畑の3分の1ほど草を刈って、ノラちゃんを探すと、草を刈られたところで何か捕まえています。
良く見たら、野ネズミです。大きさから言って、ハタネズミという小さなネズミのようです。
ちょっと休んで見ていたら、次々と捕まえて食べてゆきます。
この休耕畑は、ハタネズミの天国になっていたようです。
こうして、畑をきれいに刈った頃、ノラちゃんはお腹いっぱいになったようで、
大きくなったお腹を揺すりながらどこかに帰って行きました。
草刈り機の音を聞いてそこに近づいてくると言うことは、何度か草刈りをしている所に
ゆくと、ネズミが捕まえ易くなるという経験があったのでしょうね。
人にエサをもらうこともせず、自然の中で狩りをしてたくましく生きているノラネコもいるのですね。
ノラちゃんの後ろ姿はヒーローのようにかっこうよかったです。
巣にはこどもがいるのかも?