▲亡くなる1週間前のチョロ姿、やせ細っています。ガンだったのかもしれません?
先代のチョロは20歳まで生きました。
とても自己管理の厳しいネコで、食べ過ぎないように自分でいつも節制している感じでした。
アジ釣りに行って、たくさんアジを釣ってきたときも、有り余るアジの細切れを腹一杯食べることはなかったです。
新鮮なアジの切り身が大好きでしたが、山盛りあっても、必要なだけ食べると、ぴたっと食べるのを止めるのです。
したがって、いつもスマートで運動能力も衰えませんでした。
これは正直、尊敬してしまいました。
ごちそうが出ると、腹一杯動けなくなるまで食べてしまう私には真似できないことでした。
20歳になっても、惚けることもなくシャンとしていました。
20歳を過ぎて、半年経つたころ、急に食欲がなくなり、食事を食べなくなってきました。
心配して獣医に診せたら、腸が詰まっているようなこといわれ、摘便などしてもらったのですが、
あまりよくならなかったです。よし、それならとチョロの大好きなアジを食わせてやろうと、
アジ釣りに行って、大漁だったアジをたたきにしてやったら、
あれほど食べるのをいやがっていたのに、はぐはぐ食べてくれました。しかも腹一杯!
これで、元気になるに違いないと思ったのですが、なんと数日後に息を引き取りました。
もう自分は死ぬというのをわかっていたのですね。私に感謝してアジを無理して食べてくれたのかもしれません。
信じられないかもしれませんが、そういうことを考えるネコだったのです。
アジのたたきが最後の晩餐だったのです。とても静かな苦しまない最後でした。