著名な動物学者デスモンド・モリスは、ネコが自分の糞尿に砂をかけ無いことがあるが、
それは、そのネコがほかのネコに対して、自分の優位を主張しているという説を述べています。
多頭飼いをしている人の証言はどうなのでしょうか?優位のネコはわざと砂をかけないというのです。
彼はいつも世間的に評判になる説を流し、世間の注目を浴びていました。面白い説を意図的に流すのでは?と思ったりします。
イギリスはダーウイン以来、伝統的に生物学の研究は世界のトップクラスです。
ダーウインの「種の起源」を読んだことがありますが、すごいですね。ここまでやるのか!というほど事実を積み重ねて実証してゆきます。
でも文章に切れ目がなくて読みづらいです。翻訳が悪いのか?と思ったのですが、翻訳者も文章が切れ目がなくて訳しにくいと書いていました。
その伝統をくんで、デスモンド・モリスもじつにいろいろな事例を引き合いに出して実証してゆきます。
でも、もともとネコは単独生活者で、べつにほかのネコに優位を示す必要はなかったのではないかと思います。
ちゃーちゃんを見ていて、砂をかけないときは、トイレが汚れてきたときで、「早く掃除してくれ!」という感じで砂かけをしないことがあります。
トイレがきれいなときは、実に丁寧に砂をかけています。
実例観察が乏しいのでこれだけで結論を導くのは危険ですが、
砂かけをしないのは、あきらかにトイレを掃除しろと飼い主に伝えるための行動と思います。
うちは、ほかにネコはいないですし、トイレがきれいな限り砂かけはしています。
みなさんに家はどうなんでしょう。とくに多頭飼いの家は?