ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト 10月25日(木)
アメリカ全土でハイイロリスが大量発生している。あらゆる手を尽くして樹上のリスたちの勢いを抑えようと、産児制限を試みる研究者もいる。暖冬と豊かに実ったエサの影響で、特に東海岸と北東部、中西部で小型哺乳動物のハイイロリスが急増している。キュートな外見に似合わず周囲の環境をめちゃくちゃにしてしまうハイイロリスは、農作物を食い荒らし、建物の配線をかみ切る。皮を剥がされた木は、枯死にはいたらないまでも深刻な被害を受ける。
増殖を抑えるには、産児制限が最善の選択肢だ。しかし、毎日喜んで経口避妊薬を服用するリスはいないし、子宮内避妊器具(IUD)はそれほど小さくない。彼らの子作りをストップする特効薬はあるのだろうか?数十年前からオジロジカなどの産児制限に関する研究が続けられており、リスにも応用できそうな選択肢が2つある。ワクチンを投与して性ホルモンの生成を抑制する、またはコレステロール値を下げる方法だ。性ホルモンはコレステロール分子からつくられる。1回の接種で何年も効果が持続するワクチンは期待できそうだ。
アメリカ、コロラド州フォート・コリンズにある野生生物調査センター(National Wildlife Research Center)の元研究者クリスティ・ヨーダー(Christi Yoder)氏は、「ただし、捕まえるには手間暇かかるし、リスの負担になる」と話す。しかも、人件費を含めて1匹あたり50ドル(約4000円)以上の費用が必要だ。
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