絶好調超!!

嵐・大野智さんとにゃんこをこよなく愛するワタシの日々のあれこれ

悲願達成

2009-11-06 18:38:44 | スポーツ
「悲願」という言葉を英訳するのはむずかしいそうです。
これに相当する言葉がない、というか、そういう考え方、
心情自体があまりないのでしょうか。

「どんなことがあっても成し遂げようと思う悲壮な願い」
辞書にはそうありますが、心情的にはもっともっと奥深い
ものなのではないでしょうか。

職場では今、卓球の季節を迎えています。
うちのチームは何年も優勝してきたのですが、おととし
準々決勝で負けてしまい、去年は決勝で負けてしまいました。

私は卓球を始めてようやく4年目なので、おととしまではBチーム
だったのですが、去年は毎日欠かさず練習して、なんとかAチーム
入りすることができました。
(AはA同士、BはB同士の団体戦のトーナメントなのです)
それでも、もともとAチームだった人との差は大きく、自分は
とにかくつなげてつなげて、ペアの人に打ち込んでもらう形に
持っていくしかありませんでした。
そのペアの人というのが、チームで1,2の上手な人で、そんな人
と組ませてもらえることは、うれしくもあり、プレッシャーでもありました。

去年は全部で何試合あったのでしょう?
勝てなかったのは、準決勝だけで、あとはきっちり勝ってきたんです。
今自分の持ってるもので精一杯がんばった・・・はずでした。

でも、決勝が終わった後、どうしようもない気持ちになってしまいました。
嘆くようなひどい試合をしたわけではないのに、つらくて悲しくて
落ち込んでいく気持ちをどうすることもできなかった。

試合の後、みんなで飲んでいても、話に加わる気にもなれず、
ただただつらい気持ちでいっぱいでした。

家に帰って、お風呂に入って、毎日の日課になっている腹筋を
無意識のうちにやっている自分に気付いた時、涙が止まらなく
なってしまいました。
こんなにつらいのに、落ち込んでいるのに、それでも変わらず、
トレーニングしていた自分。
なにがそんなにつらいんだろう?
自分でもわからなくて、でも、どうすることもできなくて、
ウトウトしては泣いて目が覚めて、の繰り返しでした。

翌朝、職場で一緒に試合に出た人に「きのうは…」と言われた途端、
また涙が止まらなくなってしまいました。
もう、何も聞きたくない、そんな気持ちでした。

あのとき、何がそんなに悲しかったのか、今でもはっきりとは
わかりません。何となく、こうだったのかなとは思っても、
うまく言葉にはならないし。

試合の翌日、「来年はBで出て、そこでちゃんと優勝して、自分の
実力でAにあがりたい」そう監督に言いました。
「何言ってんの!!」と言われたけど、もう何を言われても、
自分の気持ちはどうすることもできなかった。
自分も周りも納得する実力をつけたかった。

なんて言っても、特別に何かをするわけではなく、
今までと同じように9月に入ってから練習を始めました。
去年みたいに毎日でもなく、それでも確実に何かが変わったように
思うのは、自分の思い込みでしょうか?

今年、中学高校で卓球部だった人が異動してきたこともあり、
自分は今年はAで出るのか、Bで出るのか決まるまではなんだか
落ち着かない気持ちでした。
「今年はBで」そう言われた時、思ってもいなかった晴々した
気持ちになりました。
「がんばるぞ」ってまっすぐな気持ちになっていました。
絶対優勝する!
自分でちゃんと納得できるような試合をする!
心を強く持って、1本1本丁寧に大切に。
誰かと比べたり、競ったりするのではなく、
負けそうな自分に勝っていく。

今回はシングルスだろうから、本当に自分だけが頼りです。
落ち着いて、冷静に、いいイメージを持って、試合に臨みたい。

いよいよ来週、1試合目があります。
今月中に全部で4試合しなきゃいけないのかな?
けっこう詰まってきそうだけど、1本1本の積み重ねが1ゲームになり、
その積み重ねが1試合となり、それを重ねることで決勝へとつながって
いくわけです。
すべては、1本を大事にすることから始まるんです。
慌てないで、先を見過ぎないで、丁寧に行こう。
‘勝つ’という強い気持ちを持ち続けて。
気持ちに負けない強い自分で。


「悲願達成」

松井秀喜選手、ワールドシリーズ優勝&MVP授章、おめでとうございます。

故障が続き、思うような状態でのプレーができない中、
ここ一番で1試合に6打点という記録を出せたのは、
たゆまぬ努力と強い精神力の賜物だと思います。

「今日勝つためにプレイした。それだけ考えた」
インタビューでのこの言葉が印象的でした。
この集中力に少しでも近づけるようがんばるぞ!!