漆勉強会

渋谷・ヒカリエにあるd47というイベントスペースで漆の勉強会がありました。

d47　design travel store




今までなんとな～くしかわかっていなかった工程だったり、違いだったり、
いろいろなことを勉強することができました。




細長いテーブルをはさんで15，6人の人がいました。
浄法寺塗のお湯呑でお茶をいただきながら、くつろいだ雰囲気で。




こんな急須もすてき。


講師は日野明子さん。
クラフトバイヤーだそうです。

日本全国でいろいろなものを見てきている日野さんのお話しは
とてもおもしろくて楽しく聴いているうちに漆の今を知ることができました。

漆を採取する（漆を掻く、というそうです）ことの大変さ、
何工程も経てようやく製品になること。
なにをとってもたいへんで、その割には収入が安定しないので、
職業としてはなかなかむずかしいということ。

それは、とても悲しいことですよね。
英語では「JAPAN」と言われる漆器。
もっと大切にしていかなければいけないと思います。
他の民芸もそうですが、海外の人にも誇れる素晴らしいものなのだから、
国として、もっと育てていく姿勢があっていいと思います。
日本のマンガももちろん素晴らしいけれど、海外にアピールできるものって
それだけじゃないはず。

私にできることは…。

ちょっと高価だけど、大切に慈しんで使って、
漆の良さを子どもたちにも伝えていくこと。
「漆っていいなぁ」って気持ちをシェアしていくこと。



最後に温かい汁ものをいただきました。
木の柔らかい感触が、口当たりがよくて気持ちよかったです。




朱のものと、朱の上に黒を塗ったもの。
どちらもすてきですね。