Truth Diary

OB会の新年会で感じた

 例年のごとく恒例で2日に新年会が催された。来年で創部50周年になる。早いものだ。私は創部からかかわり集まったメンバーでは先生を除けば、最年長になってしまった。

体育会系、中でも武道なので学生時代の先輩後輩の上下関係が、卒業してからのこうした会合で、平気で罷り通っていることを、近年特に気になって仕方なかった。同じ会費を払って、先輩のお酌をしながら小さくなっている後輩たちが気の毒でならなかった、先に入った事はそんなに、絶対的なものか、企業ではあり得ないことである。

 企業のOB会でも、よく耳にするのは、元の部下から在職時代の役職名で呼ばれ、奉られなければ機嫌が悪い御仁が少なくないとか、そうした人は家庭や地域では、栄光の往時に振りかざした威光が功を奏さなくなった反動から、OBの集まりで過去の栄光にカムバックしたいという、ノスタルジーのなせる仕業かと思われる。

 このような一部の人たちに我がままを許していたのでは、普通の会員の参加意欲をそいでしまい、会そのものの存亡にかかわる由々しき事態に発展しかねないと思う。

  皆大人なのだから、郷愁に浸り、当時の役職に一時的に戻ることや、日頃できない、命令口調などをすべてを否定するものではない。会の主催者や後輩たちがいつまでも大目に見ていると増長させることになりかねないので、たまに、牽制したほうが良いと思う。

こうした役職が上とか、年齢が上とかでしか自分の存在を誇示できない人が、一時当時に戻りいい気持ちになった分、中にはいやな思いをする人もいることを少しは意識したうえで良識ある態度を願いたいものである。

 とにかく、皆で会に出席して楽しかった、良かったと思えるのでなければ、義理だけの会となり、参加者本来の親睦とはかけ離れて、会員の離散を繋ぎ留めることはできないと感じる。

 節目の50周年に向けて、マンネリ化した体質を打開すべく、有志で事務局に水を向けてみたが、大方のところでの考えは一致した。

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