イスラエル軍のパレスチナ、ガザ地区侵攻記事を読んでも、現在の状況しか書いてないので、何がどうしてそうなったのかさっぱり分からなかった。そもそもイスラエル問題はというその説明、その歴史からが分からないのだ。そう感じて、素通りしてきた。その理由は日本の新聞の毎戸配達制度にあると、池上彰さんの著書、「ニュースに読み方」にあった。
日本では宅配されるので、読者は毎日、同じ新聞を読んでおり、新聞社側としては、いつも読んでいることを前提に、事の発端から書いたのでは、むしろ煩わしいだろうと考え、今こうなったと途中経過のみ書けば足りるとの書き方をするのです。さて、今日はイラク問題について読んでみようと読み始めてもこうした記事ではほとんど理解できず断念した理由が分かりました。
一方街頭売りがほとんどの、アメリカなどでは、読者がせっかく買ってくれた機会に、今後も続けて購読してほしいので、途中経過だけでなく、そもそもの歴史から丁寧に書き起し、その日から読み始めても良くわかるような記事つくりに留意しているとのことです。
ではどうしたらよいのでしょうか、そんな時は、以前池上さんが父さん役でがわかりやすく説明して、今も続いている「子供ニュース」を参考にしてはどうでしょう。